感染拡大の勢いが減少?

2020.3.10

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、株式は暴落為替は円高原油価格も値下がり。まあ原油価格は庶民にとっては安い方が良いと思うのですが、企業にとっては痛手になるみたいで、この辺りの理屈は不勉強故良く分かりません。

 一方今日のヤフーニュースでは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて 、政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案を決定したそうで13日には成立する見込みだそうです。

 これによって何が変わるのかと言えば、対象地域の都道府県知事が

・ 外出の自粛要請
・ 学校、保育所、映画館、百貨店、博物館の使用、イベント開催の制限や停止
・ 臨時の医療施設の開設
・ 医薬品や食料品の売渡の要請

等が可能になるようで、我々一人一人の生活に大きな影響が出そうです。

 しかし感染拡大が続く諸外国の例を見ると、場合によっては受け入れるしかないと思えることも事実。その意味では、イベントの自粛要請、小中高の臨時休校、入国制限に続き、生活自体に影響が出る新たな局面に入ったと言えそうです。

 さて今日の感染拡大状況ですが、まずは中国本土。感染者数は80735名から80754名と微増。新たに作られた臨時隔離施設も続々閉鎖されているようで、今はむしろ海外からの感染者の入国を警戒している感じです。

 世界全体を見ると、まずイタリア。ついに韓国より感染者数が増えてしまいました。昨日は7375名でしたが、今日は9172名と1800名近く増加。

 北部の都市を封鎖したようですが、人口を見ると東京と変わらない感じ。もし日本で感染がさらに拡大し、東京が封鎖となると影響は計り知れない気がします。

 次が韓国。しかし昨日の7382名から7478名となり、増加したのは96名。韓国は感染拡大のピークを迎えつつあるような気がします。

 そしてイラン。6566名から7161名と600名近く増加。まだまだ増え続けそうです。フランスは1209名で昨日と変化なし。ちょっと不思議です。

 ドイツは1040名から1176名と136名増加。増加の勢いが少し衰えたような気もします。スペインは673名から1073名と400名増加。スペイン国内は大混乱かもしれません。

 次がアメリカ。547名から605名と58名増加。トランプ大統領は強気の発言をしていますが、ちょっと心配です。日本は502名から511名へ。

 安倍総理は3/7時点で325名が回復して退院したと国会で語ったようですが、これはクルーズ船を含めた値のようで、実際に国内で感染した人の回復者は80名前後のようですから、楽観できないと感じています。

 一方亡くなられた方は3825名から4012名となり、187名の増加。中国を除くとイタリアが463名で多くなっています。さらにイランが237名、韓国が53名、スペインが28名と続き、日本は17名です。

 回復された方は61965名から1700名近く増えて63663名。増加率は1.027倍。残念ながら死亡者の増加率1.049倍より低くなっています。

 ちなみに日本の感染者数の推移のグラフを見ると、ほんのわずかですが、上昇率が鈍ってきた兆候が見えます。たまたまなのか、本当にそうなのか、1両日中の感染者数の増加がポイントになりそうです。

 (なお私が見ているのはJohns Hpkinsという大学のサイトで、上記リンク先は厚労省発表のもので、数値に若干の違いがあります)



日本の検査数は少な過ぎる


新型コロナ


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