検査が受けられない現状

2020.3.14

 朝起きてテレビのニュースを見ていたら、JR山の手線に新しく新駅が誕生したというニュースをやっていました。「高輪ゲートウェイ」駅というそうですが、なんと49年ぶりの新駅だそうです。

 田町と品川駅の間にできたようですが、間に駅が出来たことによって駅と駅の距離は1.5kmぐらいになったように見えます。私はすっかり都会から離れてしまったので、この駅が出来たことによる利便性というのはほとんど分かりません。

 ただテレビの映像を見ていたら、始発電車に向かって多数の人がホームで待っている様子が見え、鉄道ファンにはたまらない開業風景なのかなとは感じました。

 しかし屋外とはいえ、多数の人が集まって歓声を上げて、なおかつ乗車率が高そうな車内を見ると、新型コロナウイルスの感染拡大は大丈夫なんだろうかと心配になりました。

 都会に通勤している人にとっては日常的な光景なのかもしれませんが、近郊に住んでいる私から見ると不安を感じます。とはいえ喜んでいるのは若い人が多いようだったので、きっと健康に自信があるんだろうなとも感じました。

 さて新型コロナウイルスの感染拡大状況ですが、昨日はいつも参考にしていた「John Hopkins」という大学のサイトの数値が余り更新されず、「どうしたんだろう?」とちょっと心配していました。

 今日9時頃確認すると、どうやら問題なく各種数字が変化していました。中国本土の感染拡大は昨日から13名しか増えず、臨時の病院も次々と閉鎖されているようです。
 
 韓国は一時期感染者が毎日数百名増えていましたが、ここのところその増加数は100〜150名ぐらいとなり、そのグラフを見ると来週にはほとんど増えなくなるのかなという印象を持っています。

 一方日本はそれに比べるとちょっと厳しい。増加の勢いに陰りが全く見えません。感染者の総数は韓国に比べて少ないのですが、増え方のグラフは右肩上がり

 韓国はものすごい勢いで検査を実施し、感染者が激増しましたが、その分終息までの期間は短いのかも。一方日本は、検査をしたいのにしてもらえないという状況が今も続いているようで、本来の患者数よりも発表される数値は少ないのではという疑いを私は感じています。

 オリンピック前の感染拡大を避けたいという思惑や、一部の研究者が感染データを独占したいという意向があったとも報じられています。

 とはいえ、直接の治療法がないと言われている病気ですから、感染しても症状が軽ければ自宅で静養しているうちに自力で治癒という例も多いのかもしれません。

 問題は自宅で療養中にちょっと出歩いて、自分では意図しないで、高齢者や体力のない弱者に感染を拡大させてしまう事ではないかと思っています。

 それにしても悲惨なのはイタリア。すでに感染者数は17000人を越し、亡くなられた方は1200名を越しています。単純計算で死亡率は7%となり、明らかに異常な数値です。(一般的には3%前後)

 イランも感染者は急増中で11000名以上。亡くなられた方は500名を越していますから、死亡率は4.5%です。日本は19名の命が失われたようですが、死亡率は2.7%。

 日本の医療技術は高いと自慢する人も多いと思いますが、この死亡率だとあまり自慢できない気もします。もしかすると検査をせずに感染者数拡大の数値を抑えているせいではという気もします。



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