対岸の火事と考えて出遅れ?

2020.3.18

 毎日のように新型コロナウイルスに関する各種のニュースが飛び交っていて、その情報が正しいのかどうか、自分で選別しないといけない状況のようです。

 明らかにフェイクニュースと分かるものは何とか判別できますが、いかにもそれっぽい書き方で、それが特に商品購買に直結するような情報は、明らかに変と考えるのが正しい態度だと思っています。

 しかしオレオレ詐欺に騙される高齢者が後を絶たないのと同様に、新型コロナウイルス対策として販売される健康用品は、つい「これは効果がありそうだ」と思って買ってしまう人もいるような気もします。

 てなわけで、私もこのブログを書くにあたって利用する情報には気をつけないといけないなと思うようになっています。

 さて今日の感染者数ですが、中国はわずかな増加。韓国は増加の勢いは衰えたものの、右肩上がりの増加は継続。つまりジワリジワリと増え続けている感じです。

 一方日本は53名増えて878名となって増加率は1.064倍ぐらい。グラフにすると、昨日感じたわずかな減衰兆候は、今日は払しょく。つまりまだまだ拡大が続きそう。3月末に増加の勢いが衰えそうという見通しは甘かったのかもしれません。

 ただしイタリアやイラン、スペイン、ドイツ、フランス、アメリカといった国の増加率は1.1倍を越えているので、それに比べると少し小さい。

 しかし韓国の増加率は1.01倍ぐらいですから、それに比べたらかなり大きいと言わざるを得ません。また全世界の感染者数の増加率は1.08倍ぐらいなので、日本は平均よりちょっと良いということになりそう。

 亡くなられた方は全世界で800名ほど増えて、7916名。1日に亡くなる方が多くなると、埋葬が追い付かないという実態も生まれるようで、そうなると気持ちはますます滅入りそう。

 患者数に対する死亡者数の割合も、今日はついに4%を越えました。単純計算でこれを致死率と考えると、やはりこの病気はかなり恐ろしいという結論になりそう。

 中国が新しい病院を短期間で次々建設したという実態を見て、「これは大変な感染症かも」と考えて、早めに手を打った国は感染者の増加が抑えられているのかも。

 その意味では、遠くの国だからと思っていたヨーロッパやアメリカは出遅れたのかもしれません。

 また回復者数は3000名ほど増えて81772名になりましたが、全感染者数に占める割合は41.4%にとどまり、3/9の56%ぐらいから、一貫して下降を続けています。つまり感染者の拡大が激しいという事だと思います。

 ただ少しずつウイルスの特徴も解明されてきたようで、ワクチン開発競争も激化しているように感じられます。という事は、後になればなるほど有効な治療が見つかる可能性も高いという事で、抗がん剤の開発と似たような雰囲気を感じています。



30兆円の経済対策


新型コロナ


表紙に戻る