30兆円の経済対策

2020.3.19

 今日の今現在のヤフーのトップニュースは、「30兆円規模の経済対策」を検討するという事で、アメリカが検討している100兆円という金額に比べると劣るものの、日本としてはかなりというか膨大な金額です。

 そもそも日本の国家予算は100兆円ぐらいですが、税収等で確保しているのは最大で60兆円ぐらい?。残りは国債と呼ばれる借金のはず。

 だとすると30兆円という金額はとんでもない金額という事になりそう。ただそうまでしないと、今の日本は経済的に救えないという見通しもあるのかも。

 それが功を奏しているのか、日銀が投資額を増やしたのか、今日の株式はアメリが下落したのに日本は上昇。しかし長い目で見ると、タコが自分の足を食べながら延命を図っているように見え、かなり不安です。

 とはいえ、今後数か月、新型コロナウイルスの拡大が続き、外出自粛と言った処置がとられれば、倒産する企業は続出?そうなる前のカンフル剤とも言えそうですが、まあ劇薬であることは間違いなさそうです。

 また政府は個人個人に現金給付を考えているようですが、万が一、感染して命の危険を感じることになれば、お金どころの騒ぎではないなという感覚もあります。

 経済効果があると思われるオリンピックも、現状では夏の開催は難しいのではと私は思っています。

 そもそも日本がうまく感染拡大を食い止めて、予定通りの日程で実施しようとしても、世界で感染が拡大していれば選手が集まらないという事態も起きそう。

 というわけで、色々憂えながら今日の感染者数を見ると、Johns Hopkins大学のサイトでは、今日の今現在の感染者数は、昨日より11名の増加で889名。

 これが本当なら、増加率が下がってきたと思えるわけですが、厚労省のページで確認すると914名となっています。情報の統一性を考えると889名でもいいような気がするのですが、そう考えると日本の感染者増加の勢いに陰りが見えたということになりそう。

 しかし914名と考えると、まだまだ先は長いというようにも見えます。

 ちなみに中国で最初に感染が確認されたのは昨年12月だと私は思っていたのですが、11月だったという記事もネットにあります。

 だとすると落ち着き始めた3月まで、五か月間が必要という事になります。日本は1月に最初の感染者数が確認されていますから、中国と同じように感染が拡大すれば5月に落ち着き始めるという事になりそう。

 しかも今現在中国も韓国も感染者の増加の勢いは鈍っていますがゼロではありませんので、日本は増加の勢いが落ち着いたとしても、6月はジワリと増加が続くのかもしれません。

 さてどうなるのか?梅雨時になれば感染者数増加の勢いが自然に収まるという期待が若干あるのですが、そういった期待がないと、ここ数か月間は精神的に厳しいなという気もします。



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