アメリカの感染者が激増

2020.3.25

 オリンピックの開催が約1年延期となり落胆した人も多かったようですが、私は少し安心しました。しかも1年後に終息しているかどうかもまだ見通せません。

 ともかく一刻でも早く終息に向かって欲しいなと思っていますが、それには各種イベントの自粛や経済の萎縮といった痛みも伴います。

 しかしとりあえず我慢できることはしないといけない。ただオリンピックを成功させるために我慢と言われると、ちょっと違うような気もします。

 やはり全世界の人の命を守るために我慢が必要という事なのかなと思っています。

 とはいえ、現状はかなり厳しい。世界全体の感染者数は、Johns Hopkins大学の数値を見ると、遂に40万人の大台にのりました。多いのは中国で、現時点で81591名。

 ただ中国の増加の勢いはかなり抑えられていて、増加率は昨日の1.001倍というのが、ここ1週間続いています。ただし母数が多いので、1.001倍とは言え、毎日50〜100名増えています。

 次に多いのがイタリアで、昨日から5249名増えて69176名。イタリアは亡くなられる方の割合も多いので全世界が注視していると思われます。

 そして次がアメリカ。昨日からなんと1万名ぐらい増えて、今日は53740名。アメリカが感染者を確認したのが2月の初め。当初は2桁の人数でしたが、3月に入ってから急拡大。

 3/1は1128名でしたが、今や53740名ですから、25日で47.6倍に増加しました。この勢いだと、数日中にイタリアの感染者数を上回るかもしれません。

 日本はどうか?私の記録では1/27に4名となっていて、そこからじわりじわりと増加。3/1には241名を記録。今日の感染者数は1193名ですから約5倍。

 こういった数字を見ると、日本の対応は旨く行っているのかもと思いますが、むしろ政府の対応うんぬんよりも、日本の国民の民度や教育程度、清潔志向、他人に迷惑をかけたくない等の共同意識が大きいのかなという気もしています。

 とはいえ、都知事は今後感染が続くようなら東京の封鎖もあり得るといっているようですから、事態は緊迫。他の国ではすでに行われていることですが、現状を見聞きすると、そうなるとかなり悲惨。

 しかし感染者数推移のグラフを見ると、一向に衰える気配がありませんので、まだまだ緊張は続くのかなと思っています。

 ちなみに全世界では回復者も増加して今日の値は107705名。しかし感染者数の約25.8%にとどまっていて、この数値は3/9の56.3%以降ひたすら下降を続けています。



都知事が緊急記者会見


新型コロナ


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