都知事が緊急記者会見

2020.3.26

 昨日のイタリアの感染者数が間違っていました。アメリカと混同していたようで、先ほど修正ました。昨晩は小池都知事の緊急記者会見があるという事だったので、「こりゃ大ごとだ」と思って注視していたのですが、内容はちょっと拍子抜け。

 もっと厳しい要請もしくは指示が出るのかと思っていました。ただ日本の場合はこの程度の要請であっても、それに応えようという人は多いのかもしれません。

 今日の世界の感染者数の状況ですが、中国は相変わらず前日の1.001倍ぐらいの増加となっています。ここのところ、海外から中国に帰国した人の感染例が増えているようで、これは日本も同様。

 もう少し早い段階で、海外への渡航自粛要請を出しても良かったのではという気もします。キャンセルに伴う景気後退を心配したのかもしれません。

 しかし今になって景気底入れのために赤字国債を何十兆円も発行するという話も出ていますから、そんな金があるなら、キャンセル料に充てたり、病院建設に回したり、医療従事者の雇用に回してもいいのではという気もしています。

 イタリアは昨日より5210名増えて74386名。相変わらず増加の勢いが大きいです。しかしこれよりもっと激しく増加しているのがアメリカ

 昨日より12392名増えて、66132名。1日で感染者の増加が1万名を越えるという事は、中国やイタリアでも起きていなかったように思います。

 このままだと明日はイタリアの感染者数を追い越して、中国に次いで世界第2位の感染大国になりそうです。とはいえ、ここにきてスペインも急増。

 昨日より9630名増えて49515名。母数が50000名程度でこの数ですから、増加率が半端じゃないです。さらにドイツ、イラン、フランス、スイスの各国がそれぞれ感染者が1万名以上。

 そんな中、日本は昨日より114名増えて1307名ですから、1月の下旬に感染者が確認されていた割には増加の勢いが小さいです。しかし昨日から今日にかけての100名を越える増加は初めての記録。

 感染者数推移のグラフを見ても、新たに激しく増加する兆候が見えてきたようにも思います。その意味では昨日の都知事の会見はタイミング的には絶妙だと思いますが、やはり内容はちょっと貧弱に感じてしまいます。

 一方全世界で亡くなられた方は2万名を越して21181名。目立つのはイタリアで7503名。次がスペインで3647名。中国は3281名だそうです。

 全世界の死亡率もついに4.5%になり、3/2の3.39%から毎日増加中。医療関係者の中には「8割の人は軽症で済むんだからパニックにならないで」と言っている人もいますが、だったら世界中でこんなに感染拡大が問題になるわけがありません。

 なお全世界での回復者数は6075名増えて113780名。感染者総数に占める割合は24.3%で、遂に4分の1を切りました。感染者の拡大が激しすぎるという事だと思っています。



世界一の感染大国


新型コロナ


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