2020.4.1
今日は4/1。新年度の始まり。本来ならフレッシュな気持ちになるはずですが、埼玉県は朝から雨で薄ら寒い。新型コロナウイルスの感染も拡大中で、果たしてどんな1年になるのか?と思いつつの不安な日です。
急拡大しているアメリカの感染者数ですが、今日は昨日の163429名から25118名増えて188547名。ニューヨークの医療従事者たちから悲鳴が上がっているようです。
初期対応を甘く見た、という非難もあるようですが、経済を重視していまだに緊急事態宣言が出されない日本でも、その優柔不断が仇となって、物事をつい悲観的に見てしまう私には、いずれどうしようもない事態が生じそうな気もします。
アメリカの2/16からの感染者推移のグラフは以下の通り。Johns Hopkins大学の数値を参考にしています。
日本はどうかと言うと、何故か今日は新しい数値が更新されていません。そこで厚労省発表の数値を参考にすると、昨日の1953名から、なんと239名増えて2192名となっています。
この数値を使って1/27からのグラフを描くと以下の通り。
昨日は感染者がちょっと減ったのですが、今日の数値を入力すると、増加の勢いが全然衰えていないことが良く分かります。のこのところの感染者数の増加率は前日の1.1倍ちょっとの数値です。
小さな数値ですが、1日で1.1倍なら1週間で2倍、10日で3倍になる数値です。政府側はぎりぎり持ちこたえていると言っていますが、今、分単位で起きている感染拡大の影響は10日間以上経って数字になってあらわれるという事ですから、4/10には7000人ぐらいになっているかも。
ちなみにアメリカの感染者数が2000名を越したのは3/15。そこからたった半月で20万名近い数字になっています。日本でも同様のことが起きれば、4月中旬には20万名近くなっている?
日本ではそんなことは起こりえない、と信じたいと思っていますが、現実のグラフを見ると不安になります。ではどうするか?
政治家が経済崩壊を恐れて緊急事態宣言を出すことに及び腰になっている中で、庶民ができるのは余計な行動の自粛しかないと思っています。
経済崩壊の前に医療が崩壊したのでは、一番大事な命が多数失われるという事になりかねません。健康弱者の私の単なる取り越し苦労であればいいのですが、諸外国の実態を見ていると不安です。