マスク2枚を配布

2020.4.2

  Johns Hopkins大学の数値によれば、アメリカの感染者数が昨日より25000名近く増えて、20万名を越えて213372名になっています。

 アメリカの人口は日本の3倍ぐらいみたいですから、これが日本だったら7万名ぐらい?日本の今日の感染者数は、何故か上記大学の数値は更新されていなかったので、厚労省のページで確認すると2384名になっていましたので、アメリカとの比較では好成績。

 また世界的な視野で感染者数を比較すると、日本は現在32位ぐらい。一時期は25位ぐらいでしたから、その意味では日本は大健闘?しかし油断は全くできません。

 感染者数推移のグラフを見ると、増加の勢いが衰える様子が全く見えません。むしろこのところその勢いが増しているように見え、ここから急角度で上昇しそう?

 他の国の感染者数推移のグラフを見ると、最初はじわりじわりと増えていて、ある時期になると突然急カーブを描いて上昇というパターンが多いです。

 そのカーブを日本の状況に当てはめると、今まさに上昇の曲がり角かなという雰囲気を感じます。ただ厄介なのは、感染者数という数値になってあらわれるのが、2週間後ぐらいなので、今見ているグラフのカーブは3月中旬に感染した人の数だと思われます。

 このころすでに小中高は臨時休校となり、あちこちで外出自粛要請が出されたので、その効果が表れるのが今週あたり?しかしグラフは無情にも上昇中。

 昨日は医療関係の専門家が、医療崩壊が近づいているというコメントを出していましたが、安倍総理は「ぎりぎり持ちこたえている」という見解のようで、緊急事態宣言はナシ。

 安倍総理が何故宣言を出さないのか?ぎりぎりという表現はいったい何を意味しているのか?そうやって引き延ばすことによって何が得られるのか?

 また宣言を出すことによってどんなデメリットがあるのか?そもそも宣言を出したことによって、生活がどのように変わるのか?なんか曖昧なことが多すぎる感じです。

 そんな中、マスク2枚を配布という表明がありましたが、なんかかえって「そんなことしかできないのか?」と不安になりました。

 まあ確かにマスク不足はあるのだと思いますし、洗えば20回も使えるマスクなら便利だと思えるような気もしますが、各家庭に配布するという作業量を考えると、そんな悠長なことでいいの?という疑問も感じます。

 安倍総理には多数の方面から様々なアドバイスが押し寄せていて、その中から本当に有用な情報を選んで決断することが求められているわけで、かなり過重負担になっているのではという気もします。

 総理を取り巻くたくさんの大臣さん達が、もっと事態を直視して、分担して様々な対策を講じる必要があるのではという気もします。



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