対策の早さが結果を左右

2020.4.19

 日本は連日感染者数拡大が続いていますが、世界全体を見回すと封じ込めに成功しつつある国もいくつか見られます。

 いつも話題になるのが中国、韓国、タイ、台湾あたりですが、こういった国がやっていることを参考にして日本独自の対策を作ればよいような気もしますが、何故か安倍政権はプライドがあるのか他国を参考にするような対策があまり出てきません。

 そんな中、ネットで話題になっていたのがニュージーランド。人口は500万人弱で、東京都の半分弱。面積は27km2ぐらいで日本の3/4ぐらい。

 様々な国の状況を見ていると、人口が少ないとか国土面積が狭い国が、感染対策を効率的に行うとうまく封じ込める場合が多いなと思っています。

 記事を読むと対策のポイントがいくつか。

・ 初期対応の早さ
・ 外国籍の人間の入国禁止
・ 素早い経済対策
・ 首相のコミュニケーション力の高さと指導力の高さ

 これを読んでいると、日本はすべて真逆の対応をしているようにも感じられがっくりですが、一般庶民は諸外国に比べルールをきちんと守るという法令順守精神に富んでいる人は比較的多いと思われます。

 安倍政権の危機管理能力が取りざたされていますが、日本の場合は庶民の意識の高さが、医療崩壊をかろうじて防いでいるのではという気もします。

 参考までにニュージーランドの3/24からの感染者数推移のグラフを掲載します。3/24以前も感染者はいたと思われますが、数値が小さかったので私は記録してませんでした。



 続いてオーストリア。人口は880万人ぐらいで日本の7%ぐらい。面積は84000km2ぐらいで日本の1/4ぐらい。

 オーストリアが行っているのはフライト禁止、国境閉鎖、学校閉鎖、食料、医薬以外の商店は休業、すべてのイベント禁止、5人以上の集合は禁止、不要不急の外出禁止だそうです。(リンク先はトラベルビジョンというニュースサイトです)

 こういった対策の結果、3/4からの感染者数の変化は以下の通り。まだ完全に封じ込めができていないようですが、感染者数が多いわりにこの成績は素晴らしいように思われます。



 両者に共通するのは早期のちょっと厳しめの対策です。日本は1月の時点で与野党ともに対岸の火事と考え、ちょっと悠長に構えていたような気がします。

 ちなみに最近私が気にしているのは、感染したのに無症状の人がいるという話。出来れば自分自身もそうであればいいなと若干願っていますが、どうしてそんな人が存在するのか?

 そもそも無症状なのに感染していたという事が分かったのはなぜか?これについてはクルーズ船や同一家族でも症状が出る人と出ない人がいるようで、不思議でしょうがないです。

 これについては明日まとめようかなと思っています。
 



無症状感染者の存在


新型コロナ


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