無症状感染者の存在

2020.4.20

 無症状の感染者がいるという話をネットで見て、最初に思ったのは、「無症状なら検査もされないので、感染しているかどうは分らないのでは?」ということ。

 しかし調べてみると、最初の頃に問題になったクルーズ船の船内で、同室者に感染者がいたのに無症状の人がいたという事のようです。またその後、家族の中に症状の出た感染者が現れ、家族を検査したら無症状の感染者が発見されたという事があったようです。

 だとすると、ではこの無症状の人たちはどうして無症状なのかという事が気になり、ネットをいろいろ調べてみたのですが、有用な手掛かりはナシ。

 無症状の人の共通項に関する記述もナシ。つまり現状で無症状になる人の理由は不明という事のようです。しかし感染が確認されたという事は、体内にウイルスが存在したという事になります。

 これについて、どんな場合にそういう事が起こるのかという事を順序だてて考えると

・ そもそも感染していないのに、検査で感染と判断された
・ 感染したけど何らかの理由でウイルスの増殖が抑制されている

ということになりそう。前者の場合は問題外ですが、後者の何らかの理由という部分が問題。ここからは免疫の話となり、私にはかなりハードルが高い。

 しかし高校生が学習する生物という教科の知識の範囲内で調べてみると、免疫にもいろいろな段階、種類があって、異物が体内に侵入しようとしたとき、生体は様々な形で防御を行っているので、無症状の人はこの初期段階の防御が徹底しているように思えます。

 では初期段階の防御とは何か?一番わかりやすいのは、生体が外部と接触しくしている部分のバリヤ能力が高いという事。

 新型コロナウイルスの場合は、目や鼻、口から侵入すると言われていますから、涙に含まれる成分、鼻水に含まれる成分、唾液に含まれる成分と何らかの関係があるかも。

 生物の授業で使う資料集には、これらの液体に含まれるリゾチウム(リンク先はウィキペディア)という物質が細菌の細胞壁を分解すると書いてあります。

 「なるほど」とは思いましたが、ウイルスは細胞壁は持たず、たんぱく質の膜に包まれているという事のようですから、該当しないかも。

 実際問題、検査はのどの粘膜を採取して行っているように思えるので、だとすればこれらの防御をウイルスはすり抜けているようにも思えます。

 ただこれらの液体が活発に流れていれば、ウイルスは例えばのどの粘膜に張り付いたとしても、唾液で胃に送られ、胃酸で分解という事はあり得そう。その意味では、喉を防御するという意味では、お茶等の飲み物は一定の効果がありそうです。

 またマスクをしていれば、喉の乾燥が一定程度抑えられそう。特に私の場合はアレルギー性鼻炎で、夜は口を開けて寝ていることが多いようなので、喉が乾燥しがち。

 そのことに気が付いてからは、乾燥防止のために、睡眠時にもマスクをするようになりました。ちなみに、こういったことを調べる過程でワクチノーバという会社の学術情報というページを発見。

 一読しましたが、私の知識がなさ過ぎて、理解できないことも多いのですが、参考までにリンクを掲載しておきます。(続きます)
 



言うだけの対策


新型コロナ


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