紫外線の効果

2020.4.25

 鳴り物入りで配布を始めたマスクに不良品が多数見つかり、配布していないマスクは回収という事になりました。安倍政権が、マスク不足の現状に対して、「政府も頑張っているんだ」という意思表示に使うのかなと思っていましたが、回収するとなってはイメージも悪い。

 しかも再配布も遅れそうという事で、安倍総理にとっては踏んだり蹴ったり。ここのところ、何をやろうとしてもうまくいかない、という気持ちに陥っているのかも。

 ひところの元気も失われているように見えるのでちょっと心配。これまでも色々なスキャンダルめいた話が出ていましたが、国会答弁でうまく話をはぐらかして、さらに順送りになった忖度の多い閣僚を周りにちりばめた結果、閣僚そのものが主体的に動けなくなったのではと思っています。

 そう言った軋みが、この新型コロナウイルスの感染拡大時に常に後手に回るという悪循環を生み出しているようにも感じられます。

 さてここ数日、私なりに新型コロナウイルスに感染しても、無症状だったり軽症で済む人がいるという事について調べていたのですが、ニューヨークで行われた抗体検査結果を見て、やはり中国により近い日本でも、すでに抗体を持っている人が多数いるのではと思うようになりました。

 という事は逆に言えば、すでに指摘されていましたが、今でも市街地には一定の割合(数%?)で無症状のウイルス保持者がいるという事になります。

 だとすればこの人たちが、というか私である可能性も含めて、知らず知らずに呼吸によってウイルスをまき散らしている可能性もあるという事になります。

 つまり、3密を避けて感染を避けるというのが先行していますが、実は3密を避けて自分が持っているかもしれないウイルスをまき散らさないという意識が今まで以上に必要なのかも。

 またウイルスを持っている人が、ストレスを受けたり、激務で体力低下となれば、今は無症状であっても、所持しているウイルスが突然活躍を始め、経路不明の感染者が増加ということにもなりそう。

 ちなみに感染してウイルスと闘い、何とか復帰した人の体験記もネットではポツポツ散見されるようになりました。それを読むと、通常のインフルエンザとは比較にならない重い症状が記されていて、「こりゃ私には耐えられそうもない」という感想を持ちます。

 そんな中、私が以前から感じていた、ウイルスは高温多湿で紫外線が多い国では活性が低くなるのではという印象が正しかったと思われるような研究結果がアメリカで発表されました。

 「太陽光で急速に不活性化」という記事ですが、これを読み、これからの日本の気象を考えると、ちょっと期待が持てそう。

 とはいえ、外部環境ではそういったことが起きても、もしウイルスを吸い込んでしまえば、体内ではこれまで通りの増殖が起きるはずですから、感染しないというわけではなさそう。

 要するに今よりちょっと感染力の低下が期待できるという程度だということです。



首都圏の感染者数推移


新型コロナ


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