韓国の累計感染者数を見て

2020.5.2

 昨日の記事で一部誤字があったので訂正しましたが、その段階で改めて気が付いたことがあります。それはツベルクリン反応によって、それまで結核にかかったことがないと言われている子でも陽性になってしまうという事。
 
 ツベルクリン反応そのものの信用度の問題かという気もしますが、もしこの反応の結果が正しいとするならば、いつの間にか結核菌に感染したものの、体内の免疫反応によって、無症状のまま収まった、若しくは軽い風邪程度で収まった子がいたという事になりそう。

 今回の新型コロナウイルスも、軽症者や無症状の人が多数いるらしい、という事がニューヨークの抗体検査で判明しましたが、これはやはり事前に感染して免疫が活躍して症状が出なかった人がいるという事の証明になりそうです。

 というわけで、これまでに武漢からの観光客が大勢やってきていたと思われる地方では、昨年末あたりに感染した人がいたということになりそう。

 そういった人は、無症状なら気が付かないまま抗体ができ、軽い症状なら風邪かインフルエンザかと判断され、重症化して肺炎になってしまった人は、インフルエンザが悪化したと診断されていたような気もします。

 さて今日の日本の感染者数ですが、累計感染者数は14545名となっています。増えたのは264名となっているのですが、JohnsHopkins大学の数値を見ると、昨日の人数はもっと少なくて、増えた人数は450名ぐらいのような気もします。

 様々な数字が入り乱れているので、私の勘違いかもしれませんが、100歩譲っても、ここしばらく200名前後の増加だったのが、急に264名の増加となり、ちょっと不思議。本来ならもう少し減るのではと思っていました。

 今後の見通しですが累計感染者数のグラフを見ると、終息には程遠いと思わざるを得ません。図は終息に向かいつつある、お隣韓国の2/5からの感染者数の推移です。



 感染者数の急増が収まってきたのが2/5の30数日後ぐらい。日本は今ようやくこの段階かなという気がします。そこからさらに一ヵ月(横軸で60日目あたり)が経過する4月の初めに、さらに増加の曲線が緩やかになっています。

 つまり増加の勢いが減少し始めてから二か月経過したという事で、日本が似たような経過を辿るなら、今後最低一か月は緩やかな増加が続き、その後は収まってくるという事になりそう。

 しかし今回のゴールデンウイークのように、途中で我慢できなくなり3密が出てしまうと、増加数はまた元の木阿弥となり、そこからやり直しということになりそうです。

 ちなみに我が家の近くには関越道が走っているのですが、例年この時期は朝から大渋滞となります。しかし今年はガラガラ。外出自粛を自覚している人が多いのだと思います。

 そう考える人が一人でも多ければ、終息時期も前倒しとなり、医療関係者への負担も減り、収入の道が閉ざされている人にとっても営業再開が早くなりそう。

 ただ問題は、この一か月がすでに経済的に厳しいという人も多いはず。国も動いてはくれていますが、現実を見て対策を講じている以上、どうしても出足が遅くなります。

 いろいろ文句の一つも言いたくなりますが、今はじっと我慢するしかない?災害時に備えて、一か月程度の備蓄をという話が昨年の豪雨災害時にもありましたが、そういった余裕資金の必要性を強く感じています。



すでに抗体を持っている人が3%


新型コロナ


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