エクアドルで感染拡大

2020.5.4

 4/7に7都府県に緊急事態宣言が出されてからほぼ4週間が経過。緊急事態宣言の効果が出てくるのは、他国の例から考えると3週間後ぐらいだと思っていたので、4月末にはそういった傾向が出るかなと思っていました。

 実際4/27日以前は前日から増加人数も500人前後だったのが、この日を境に200人前後に急減。ようやく効果が出てきたかと思っていたのですが、今日の感染者数は14839名となっていて、昨日から290名増。

 再び増加の勢いを増しているような感じで、ちょっと不気味。どうしてなんだろう?と思っているのですが良く分かりません。ただ4/7の緊急事態宣言は7都府県だけが対象だったことが気になっています。

 というわけで、結局4/16に全国を対象にして緊急事態宣言となり、この頃からようやく全国に自粛ムードが広がったと言えそうです。

 そう考えると、その効果が表れるのは3週間後の5/7あたり。てなわけで、個人的に今後1週間ぐらいの間の感染者数の推移を注視しています。

 一方今日あたり安倍総理は自粛要請期間を5月いっぱいまで延長することを発表するようですが、同時にヤフーニュースで、今後の生活様式の変更に関する専門家会議の提言が示されています。

 一読しましたが結構長文。すでに分かっていたことはいえ、改めて羅列されたものを見ると「こりゃ大変だな」という感想しか出てきません。

 ただしこれが定着しないと、今後もいつまでも感染が続くと考えると、出来る限り守る必要があるなとも感じます。

 とはいえ、こういったことがきちんと守られるようになった社会は、やはりこれまでの生活様式とは変わりそう。今まで気軽に出来ていたことを意識的に制限せざるを得ない感じです。

 一方まだあまり大きな話題になっていませんが、中国にはバッタの大群が押し寄せているようで、すでにアフリカでは大きな被害が発生しています。

 それが新型コロナとどう関係するのかですが、中国が被害を受ければ、新型コロナに加えて、世界の食材供給網が影響を受けそうです。

 また現在南米エクアドルでは新型コロナが拡大中。これによって日本はバナナの輸入に影響を受けそう。ちなみにエクアドルは南米ペルーの北にある国で、ペルーでも感染拡大が続いています。

 というわけで、感染被害が拡大した国で農産物の輸出が滞れば、食料自給率の低い日本は大きな影響を受け、今後は食材の高騰という現実に直面するかもしれないなと思っています。

 以下、エクアドルの3/19からの感染者数の推移を表すグラフです。途中で突然ガツンと上昇したのが2回。検査数の影響かもしれません。

 しかしおよそ一か月半で、日本の2倍の29538名になっていますので、現地は大混乱になっていると思われます。  

エクアドルの累計感染者数



具体性に乏しい記者会見


新型コロナ


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