規制緩和の具体的条件

2020.5.7

 今日の日本の新型コロナウイルスの感染者数は、昨日より122名ほど増加して15354名となっています。ただJohnsHopkins大学の数値を見ると15253名で、昨日と変わっていません。

 いつの時点でどのような数値を使って更新しているのかというのが分からないので、統計データとして信頼度は低くなりますが、今日はヤフーで表示されている厚労省発表の数字を参考にしています。

 というわけで、昨日書いたように今日の数値が100名前後の増になることを期待していたわけですが、120名増ならほぼ期待通りという事になりそうです。

 ただ何回も書いていますが、PCR検査数そのものが毎日変わるようで、なおかつ検査結果が分かるのも時間が必要という実態が分かってきたので、結局数字の流れを大まかにとらえるしかなさそうです。

  大阪で吉村知事が、規制緩和の具体的条件を提示しましたが、それに反応したのが国側の西村経済再生大臣。吉村知事が勘違いをしているとのコメントを出したようですが、私にはこの反論こそ、なんか不思議。

 安倍総理は前回の記者会見で、14日には規制緩和の方向性を示すと言っただけで、その具体的内容は触れていませんでした。であるならば、という事で吉村知事が具体案を提示したと解釈しています。

 国はその案を見て、「ありがたい提案で、検討の参考にさせていただきます」と言えばいいのだと思いますが、なんか主導権争いで国が後れを取ったみたいな印象を持たれると困るというニュアンスを感じました。

 個人としては、あるのかないのか分からないような目標を目の前にぶら下げられて自粛を要請されるより、具体的数値目標が提示されたことで自粛にも耐えられるという気がします。

 その意味で、実に良いタイミングの提案だったという印象を持っています。国は結局ここでも後手に回って、あとから牽制するという形になったわけで、後出しじゃんけんのように見えてしまいます。

 さてそんな中の今日の感染者数ですが、推移をグラフで見ると、ちょっと今後が期待できる形になってきました。

日本の累計感染者数

 週末には今後の形がはっきりしてくるのではと思われますが、紆余曲折はあったものの、ようやく少し先が見えてきた感じ。ゴールデンウイークの混雑も、大多数の人たちの協力でだいぶ回避されたので、今後の期待が持てそう。

 今日は天気も良くて青空が見えているので、鬱気味だった気分もちょっと晴れやかになっています。



感染後の初期症状


新型コロナ


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