海外の感染動向

2020.5.15

 昨日一部の地域を除いて外出自粛規制が解除されました。これによってどの程度人の移動が復活するのかは、今日の夜のニュースで明らかになりそうですが、依然として毎日100名前後の新規感染者が現れていますので、油断は全くできません。

 ちなみに規制解除に関して昨晩安倍総理が会見を行っていましたが、相変わらず言葉は丁寧ですが、話があちこち飛んでいるので、全貌が分かりにくい会見だなと感じました。

 15分ほど聞いていましたが、話の筋が見えないし、要は規制が解除されるという事なんだろうと思い、視聴を断念。

 今回は安倍総理はプロンプターを使っているという事前知識があったので、どうなんだろう?と思ってみていましたが、確かにそんな感じ。

 利用している原稿の原案はいったい誰が書いているのか気になるところですが、理路整然とした理系の人の文章ではないなと感じます。

 とはいえ、感情的に物事を判断し、自分の意見と違うことを言うと感情的に反発したり、科学的な根拠なしに政策を発表したり、気に入らない相手は罵倒するというトランプさんの姿勢よりは、好感が持てました。

 そういった、指導者の科学的見識を反映しているのか、アメリカの感染拡大は一向に収まる様子がありません。以下はJohnsHopkins大学の数値をもとにして作ったアメリカの累積感染者数の推移ですが、ほぼ直線的に増加しています。

アメリカの累計感染者数の推移

 一方ヨーロッパでは当初大混乱に陥ったスペイン(黄)、イタリア(緑)が落ち着きを見せ始めましたが、イギリス(赤)は拡大が続き、ロシア(青)は更に急拡大。

ヨーロッパ各国のの累計感染者数

 特にロシアの感染者数は25万人を越えましたから、 このままの状態だとあっというまに50万人に達しそうです。原因はいろいろあるとは思いますが、昨日のヤフーニュースではBCG接種の有無が指摘されていました。

 以前も指摘されていましたが、記事を読むとどうやら相関関係はありそう。しかし現段階では何故相関関係があるのかという科学的説明はなさそう。

 ただ過去にBCG接種をした人はちょっと安心かも。ちなみに私はいつの間にかツベルクリン反応が陽性になったので、接種は受けていません。

 だとすると、感染したら重症化する可能性もありそう。ただ陽性になったという事は、体内に結核菌が侵入して抗体が出来ていたという事でもあり、この抗体が新型コロナウイルスに作用するのかどうかが知りたいです。



日本と韓国の感染動向を比較


新型コロナ


表紙に戻る