日本と韓国の感染動向を比較

2020.5.16

 私が住んでいる市から、10万円給付の申請書が来ました。昨晩早速記入。添付書類は振込先の銀行の通帳と個人を証明する証明書の添付ということで、私はほとんど出番がなかったマイナンバーカードのコピーを添付。

 今日この後書類の最終チェックをして、今日明日中に送付の予定。ただ振り込まれる時期がいつになるのかという見通しについての記載はありませんでした。

 しかしこれらの書類の発送や回収、回収書類のチェックと送金という業務は、市にも相当大きな負担になりそう。市職員は常時の仕事に加えてこの業務をこなさないといけない。

 その業務遂行に当たっては、職員同士が3密状態になることも考えられ、なんか効率が悪いなとも感じます。とはいえ、振込先銀行口座を確認しないと振り込めない。

 比較的分かりやすい個人への給付ですら膨大な手間暇がかかりますから、ましてや企業等への支援金となると、その事務量は想像を絶します。

 その意味では、医療現場はもとより、こういった支給業務に携わる現場の職員は残業続出ということにもなりそうで、場合によっては過労死なんてことも考えられるなと思っています。

 さて今日の今現在の日本の累積感染者数は、厚労省発表の数値を見ると16193名で、前日比99名の増。一方JohnsHopkins大学の数値を見ると16203名となって、こちらは昨日より83名増。

 どちらの数字を採用しても、増加数は100名以下のようでまずは一安心。しかし50名以下にはなかなかならない。これで5/9以降8日間100名前後の増加が続いています。

 ただしそれより前は毎日100〜300名ぐらい増加でしたから、減少傾向なのは間違いない。しかし経済を勘案して、規制解除を早めに行ったことによる弊害も現れそうで、私は内心強い警戒心を持っています。

 新規感染者数をグラフにすると以下の通り。

日本の新規感染者数

 順調に減少はしていますが、グラフで見ても減少傾向が鈍っていることは明らかです。今日の毎日新聞朝刊の土記というコラムにも記事が出ていましたが、感染症との闘いは波状攻撃に備えなければいけないという事のようです。

 「ハンマーとダンス」という面白い名前の見出しがついていますが、要するに感染者数の推移が、規制による減少と解除による増加を繰り返すという事のようです。

 でその先ですが、その波が全体として徐々に減って行けば終息という事になりますが、どこかで開放的になり過ぎると再度感染増大となり、すべてをやりなおさないといけないという事です。

 その先例となったのが韓国ではないかと思っているのですが、2/21以降のグラフを見ると以下のような感じ。ここ1週間ぐらいで以前ほどではありませんが増加傾向になっているのがはっきり分かります。 

韓国の新規感染者数

 幸いに急増というわけではなさそうですが、今後もこういったことが繰り返されるという事なのかもしれません。ちなみに韓国が規制を解除したのは4/20ということで、グラフでは横軸の60日目あたり。

 この頃は増加数が連日30名以下でした。そしてそれから3週間まで達しなかった18日目の5/8にナイトクラブでクラスターが発生(横軸の78日目当り)という流れです。

 日本の場合は、まだ増加数が100名前後なのに5/14に解除しましたので、韓国よりもクラスターが発生する確率が高いと私は思っています。

 そして、その影響が現れるのは5月下旬から6月上旬かなと思っています。名だたる人たちが口をそろえて、緩みに対する警戒を促していますが、一定程度開放的になるのは間違いなさそうです。



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