ロシアとブラジル

2020.5.20

 今日厚労省が発表した日本の新型コロナウイルス感染者数は朝方10時ごろの数値は16365名だったのですが、今は16385名。しかも前日比31名増と書かれています。

 私が昨日記録した人数は16305名だったので、16365名なら60名増、16385名なら80名増になるはずなので、31名増という数字の理由が良く分かりません。

 とはいえ新規感染者数が100名に達していないことは事実のようで、今は間違いなく終息に向かっているようです。

 ゴールデンウイークの5連休最終日は5/6でしたから、もしゴールデンウイーク中に感染が拡大したら、そろそろ影響が出始めるころです。

 ただ様々なニュースで、今年のゴールデンウイークはほとんど移動がなかったと書かれていたので、今日の数値はその結果が出ているのかも。

 一方ヤフーのニュースには、感染症対策として効果が期待されていたアビガンは、明確な有効性がないという研究結果も出たようで、ちょっとがっかり。

 一部には「効果があった」と体験を告白した有名人もいたようですが、薬の薬効を一人の人が判断するのは難しいはず。

 要するに一人の人が飲んだ場合と飲まない場合の症状の変化を同時に体験することは不可能なので、症状が改善したのが薬のせいなのか自分の免疫力のせいなのか確かめるすべがないという事です。

 その結果医療現場では多数の患者の統計的データをもとにその薬効を推定するという事になります。記事にはすでにアビガン投与の3千例のデータが集まっていると書かれていて近く公開されるそうですが、今のところはっきりした改善のデータは示されていないみたいです。

BBCより

 トランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染予防として、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを服用していると発言したそうで、これにはちょっとびっくり。

 すでに1週間ぐらい飲み続けているそうで、今のところ副作用の症状はなし。ただし新型コロナウイルスに対する予防効果があるのかどうかは不明とのことですが、すでに医療現場で服用をしている人もいると発言。

 詳細はリンク先ページを読むと分かりますが、ある意味「勇気があるな」とも思えます。しかし効果抜群と思われる薬には、激しい副作用が出るものが多いことも事実。

 長い目で見ることも必要だと思われます。ただこういったメッセージによって、この薬を服用したいと希望する人も増えるかもしれません。

 話変わって世界の累計感染者数の推移を見ると、今日は4893195人で、ほぼ毎日先日の1.02倍の増え方になっているので、明後日には500万人を突破しそうです。
 
 亡くなられた方は322861名で、この増加率は1.015倍。この人数を感染者数で割り算した死亡率は6.598%。この値は5/1に7.167%まで上昇しましたが、その後僅かずつですが下降傾向。

 少しずつウイルスに対する闘い方を世界が認識してきたということだと解釈しています。ただ数値そのものは通常のインフルエンザに比べるととてつもなく大きいです。

 ちなみに現在アメリカ以外で急拡大をしているのがロシアとブラジル。3/12からの感染者数の推移は以下の通り。青がロシア、赤がブラジルですが、両者ともに明日か明後日には30万名を越えそうです。





寒い国で感染者が多い


新型コロナ


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