今後は輸入品の価格が上昇?

2020.5.25

 黒川氏の賭け麻雀問題ですが、官邸が「訓告」処分を認めたみたいで、どうやら処分が確定。こうなるとまたしてもニュースで取りざたされるのが明白。

 つい、「どうしてこんなに軽い処分で済まそうとするのか?きっとなんか裏事情があるに違いない」と考えてしまいます。

 一方毎日新聞に続いて朝日新聞の調査でも内閣支持率が29%になったという記事が出ていて、今回の訓告処分決定でこの支持率はますます下がりそうな気もします。

 さてどうやら今日の夕方安倍総理が記者会見を行い、いまだ解除されていない都道府県に対して、全面解除を表明するようです。最後の解除は、北海道や神奈川が基準を満たしていない部分もありますが、総合的に判断してという言葉でちょっと誤魔化された感じ。

 ただ大多数の人は解除を歓迎するでしょうから、異論はあまりでないかも。とはいえ、解除によって人が一気に浮足立ってあちこちで3密状態が発生する可能性は大きい。

 その結果再度緊急事態宣言なんてことになると、今度は浮足立って動き出した人への風当たりは強まりそう。逆に、多少感染者が増えても医療体制が持ちこたえる予想がある限り、再度宣言が出るという可能性は低いのではと私は思っています。

 さて世界の感染者動向はどうなっているのかと、JohnsHopkins大学の数値を見ると、相変わらずアメリカが拡大中で、毎日新たにに2万人ぐらいが感染しています。

 そういった状況に業を煮やしているのか、選挙が近いせいなのか、トランプさんは中国を執拗に攻め立てていますが、個人的には見苦しいなと感じています。

 中国も感染が収まりつつあるとはいえ、84084人の感染者が出て、亡くなられた方も4638名いるわけで、短期間に病院を建設するなど、必死に感染対策を行っていたことは良く分かります。

 その状況を遠い国の出来事と甘く見て感染対策を怠っていたのはヨーロッパやアメリカではないかという気もするのですが、他国に責任を擦り付けて自分の責任を回避する手段となっているような気もします。

 ちなみにアメリカに次いで世界第二位の感染大国になってしまったのがブラジル。現在の累計感染者数は363211名。第三位がロシアで344481名。ブラジルから日本が輸入しているものは鶏肉、コーヒー、大豆等。今後これらの品物に影響が出るかも。

 ついでにロシアから輸入している魚介類を調べてみると、タラバ、ズワイ、ニシン、タラ、カレイ等の名前が出てきました。国内でも獲れる魚介類が多いようですが、品薄になれば値上げになるかも。

 てなことを考えていると、先行き特定の輸入品の値上げが目立つようになるかも。幸いにして為替は落ち着いていますが、これもないお金を振り絞って経済対策に向かうと円安になって、実質的な値上げが続く可能性があるなと思っています。

 要するに感染拡大が終息傾向になったら経済活動の再開となるわけですが、国内だけならともかく、海外が落ち着かないと、輸入等に頼る産業は苦境が続くという事になりそうです。

 以下はブラジル(青)とロシア(赤)の3月上旬からの累積感染者数の推移を表すグラフです。

ブラジルとロシアの3月からの累積感染者数



生活習慣の違い


新型コロナ


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