生活習慣の違い

2020.5.26

 昨日夕方緊急事態宣言解除が埼玉にも出されほっと一息です。新規感染者も昨日は0名だったようで、今月に入って3回目。4月中旬には1日で50名を越す増加となった時期もありましたが、4/24以降は20名が続き、さらに5/10以降は5名以下となっていました。

 ただ埼玉県は通勤通学で東京都と密接な関係があり、解除が遅れた感じ。ただ遅れた分、感染拡大が抑え込まれたと考えると、良かったような気がします。

 とはいえ、事業を営んでいる人たちにとっては、ここ数日は死活問題だったと思われます。5月末日も迫り、様々な支払いもあったはずです。

 また規制が解除されたとはいえ、県をまたぐ移動は自粛という要請も継続されているみたいですから、都内へ遊びに行けるのはもう少し先になりそう。

 しかし世界の科学者が日本の感染者数減少に首を捻っていることは間違いなさそう。移動自粛に違反したら罰則を科すというのが世界の流れでしたが、日本はそういった罰則はないままに終息に向かっています。

 どうしてなのか?という原因をいろいろ考えることは、今後の感染拡大抑止につながることは間違いない。

 これまで私は世界の感染状況と日本を比較しながら、気象条件の違い、地理的条件の違い、人種や遺伝子的条件、国民の年齢構成、言語の特性、医療体制、経済格差、生活習慣等の条件を考えていたのですが、どれもわずかずつですが感染拡大に影響がありそうな気がしています。

 しかしこれが最大の条件だと思えるものはありません。あえて言うなら、個人ができることとして、今や世界中で実践されているマスク着用、手洗いの習慣、ソーシャルディスタンスの要素が大きいかも。

 また日本特有の個人の生活習慣として、入浴、清潔志向、静かな会話、核家族、適度なスキンシップ、入室時には靴を脱ぐというような行動が良かったのかも。

 また一部の国に見られるような、いわゆる低所得者が多数集まるような場所が少ないことも幸いしたかも。さらに宗教活動等によって大勢が集まって大声を上げて祈るというような行動もあまりなさそうです。

 個人的に感じているのは、病院でも注意深い医療関係者の感染があったという事ですから、結構床面に落下したウイルスが、歩行によって拡散され、それを吸い込んでしまう事例があったのではという気がしています。

 つまり玄関で靴を脱ぐという生活習慣の要素は結構大きい影響を与えたのではという事です。その意味では、忙しさの余り室内をばたばた走り回るのは良くないのではと思っています。

 また感染者数に対して亡くなる方の数も欧米系と比べると少ないようで、ネットでは貧困によってジャンクフードの摂取が増えて肥満になるとリスクが高まるという指摘もあります。

 その意味では改めて日本食の良さがさらにいっそう見直されるかもしれません。さらに言えば、当たり前ですが、きちんとした生活習慣を維持してバランスの良い食事を日に3回、決まった時間に摂取するという行動様式も大事なのかもしれません。



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