アメリカ人の気質

2020.6.13

 埼玉は妙に蒸し暑い日が二日続きましたが、昨晩から少し強めの雨が降り続いて、気温もだいぶ下がりました。9時現在で発表されている新型コロナの累計感染者数は17332名で、昨日午後の値と変わっていません。

 昨日も書いたように、日本は規制が解除されたものの、日々増加する感染者数は2桁が続いています。当初予想した通り、様々な規制によって感染者数の抑制を行うのと、少しずつ規制を解除して経済活動再開のバランスを取るのは非常に難しそうです。

 実際今日のヤフーニュースでもロイター発の「世界中でコロナ第2波懸念強まる」という記事が出ていて、多くの国で経済活動再開を焦るあまり、それが2次感染拡大の引き金になっているという実態が示されています。

 記事で指摘された国は、アメリカ、中国、インドですが、アメリカとインドではまだ感染拡大が続いているのに規制を解除した結果、一向に終息に向かわない傾向が続いています。

 両国の3/5からの累計感染者数のグラフは以下の通り。昨日時点でアメリカ(青)の累計感染者数は200万人を超え、インド(赤)は30万人近く。このグラフではインドは少ないように見えますが、アメリカが多すぎるとも言えそうです。 



 とはいえ、現代社会では新型コロナに感染して苦しむことになるのは個人レベルの問題であって、同時に国力、経済力を考えないといけない政治家は難しい判断を迫られるんだろうなという気もしています。

 さらに言えば、経済活動の復活が遅れれば、それだけ復活に先んじた国が今後の世界をリードするとも考えられ、各国首脳が世界に取り残されまいと熟慮している様子もうかがえます。

 というわけで、日本としては、やはりアメリカの動向が気になるわけですが、トランプさんが時折ツイッターで発信するメッセージの翻訳が間違っていないとすると、なんか非科学的な発言が多いなと感じてしまいます。

 私は「スタートレック」というテレビドラマや映画が好きでよく見るのですが、そこで活躍している主人公たちは、どうやらアメリカンヒーローの典型?

 苦難に対して、クルーを船に残して船長自らが立ち向かい困難を克服するというパターンが多いです。しかもその解決方法もドラマや映画ですからしょうがないのですが、その場その場の行き当たりばったりで、まさに危険に自ら飛び込んで解決というパターンが多い。

 つまりクルーに任せるとか、遭遇した異星人の英知を尊重するという姿勢があまり見えない。というわけで、それをトランプさんに重ねて見てしまうのですが、やはりこの方はヒーロー志向が強いのかなという気もします。

 それが良い方面に出ればいいのですが、新型コロナの場合は科学的な裏付けなしの憶測での発言は、やはり国全体に混乱を与えてしまうのではという気がします。

 ちなみに「生活百科」というサイトに、「アメリカ人の性格の特徴22個」という記事が出ているのですが、これを読むと映画で感じることとか、私が好きなハワイで感じるアメリカ人の気質が良く理解できるなと思います。

 問題はこういった長所もたっぷりあるアメリカ人の気質が災いして、新型コロナの感染拡大が止まらないのではと感じることです。



世界の動向


新型コロナ


表紙に戻る