基本は3密を避けること

2020.6.18

 今日の日本の新型コロナウイルス累計感染者数は現時点で17668名。昨日は17628名でしたから私の記録では40名の増加。しかしヤフーで掲載している厚労省の数字を見ると46名増となっていて、やはりこの差が生じる理由が不明です。

 ただ40名程度なら、まあ許容範囲?一時期は毎日発表される数字に一喜一憂していた時期もありましたが、数字そのものに慣れが生じてきましたし、

 アメリカでは毎日新規感染者が2.5万人ぐらいずつ増えていますから、それに比べればと考えると、まあ安心できるレベルと言えそう。

 一方ネットを見ていると、新しい情報が次々と飛び込んできて、毎日「そうだったのか」と思うことが多いです。

 今日注目したのはKYODOから配信されたニュース。見出しは「WHO、抗マラリア薬の治験停止、死亡率下がらず」という記事。

 抗マラリヤ薬のヒドロキシクロロキンという薬が新型コロナに効くという噂?があったそうで、実際に入院患者に投与した例もあったみたい。

 その患者さんの症状や投与後の状態については良く分かりませんが、結局死亡率が下がらなかったというデータが得られたみたいで、逆に死亡率や不整脈が増加する可能性が高いという論文もあったそうでです。

 私がこの薬についてちょっと気になっていたのは、マスク嫌いのトランプ大統領が「予防薬としてこの薬剤を服用している」というような記事がかつてあったからです。
 
 トランプさんは、経済には明るいのかもしれませんが、医学や生物学の知識をあまり持ち合わせていないようで、側近が勧めたので服用という記事だったと記憶しています。

 同じくKYODOからのニュースですが、人口密度とコロナの関係についての記事も興味を惹きました。名古屋工業大学の教授が「人口密度が高いほど、感染拡大や終息までの期間が長くなり、感染者数、死者数も増える」ことが分かったと発表。

 素人の私でも、たぶんそうだろうなと納得できる話ですが、それを多分統計学的な処理で論理的に証明したという事なのだと思います。

 というわけで、日本の現状に当てはめると、やはり東京や大阪の都市部、各県の県庁所在地等、人が多くて密集している部分は感染拡大が起こりやすいという事になります。

 ただ私が気になったのは、おまけのように書かれていた「高温多湿になると感染者数が減る傾向」という文字。

 これは兼ねてから、日本や東南アジアで感染爆発が起きていないのは気象条件に関係するのではと私は考えていたので、やっぱりそういう傾向があったんだと納得です。

 ただ暑いと思われるインド、バングラデシュ、パキスタンあたりでは感染者が結構増加しています。しかし人口密度が多いとか、貧困層が集団で生活、医療体制等の問題が大きいのではという気がします。

 てなわけで、感染拡大が続く国の特徴、逆に拡大が抑制された国の特徴というものを比べていくと、自然環境以外の条件ではやはり3密を避けるというのが最も効果的な拡大防止策であるような気がします。



解除されても安心できない


新型コロナ


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