クラスターが発生しやすい場所

2020.6.26

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は、厚労省発表によれば現時点で18197名。先ほど10時ごろ確認した時は18110名でしたから、87名の増加。

 これで6/19以降、8日連続で50名越え。 昨日のグラフに今日の数字86名を書き足せばわかるように、間違いなく増加傾向。検査数を増やしているからだと言われれば納得しますが、だとすると今も市中に無症状で検査から漏れている感染者がいる証明になりそう。

 こういった人たちが、通勤で電車を利用し、咳をすれば、それだけで周囲にウイルスが飛散するとも考えられ、検査数を増やしたから増えただけで現状は危険ではないと考えるのは早計?

 そう考えると、過去にクラスター(分かりにくい言葉だなと思っていますが)が発生した場所には近づかない方が無難ということになりそうです。

 というわけで、ネットでクラスターという語句を使って調べると、代表的なのが先ずは医療施設。しかしこれは感染者が入院する病院ならやむを得ないと言えそう。

 むしろ医療従事者には感謝しなければならない。とはいえ、自分が感染していないと確信している人は、やはり感染者を受け入れている病院を受診するのは率直に言って勇気がいりそうです。

 とはいえ、私のような高血圧患者が、通院を避ければ、逆に持病が悪化するというリスクもありそうで、この辺りは患者本人が自分で判断して行動するしかないと思っています。

 次が職場。よく聞くのがコールセンター。大勢の人が部屋に集まって、かかってくる電話の処理をしていると思われ、そこでは声を出さざるを得ない。

 声が出れば飛沫が空気中を浮遊。マスクをしていても100%飛沫の飛散は防ぐことができないと言われていますから、こういった職場で働く人は神経を使いそう。

 そう考えると、コールセンターでなくても、特定の部屋で常に電話のやり取りや打ち合わせ、会議をすることも感染確率は高いと言えそうです。

 職場以外で目立つのが夜の飲食店。接待を伴うかどうかは別として、夜はアルコールが入るとどうしても声は大きくなってしまいます。

 大きな声だと飛沫も遠くまで飛びそう。こうなると2mのソーシャルディスタンスの効力もあまりないだろうなと感じます。だとすると居酒屋で感染確率を下げるためには、食べ物や飲み物を飲むときだけマスクを外し、それ以外はマスクは必須ということになりそう。

 また深酒をせず、会話はほどほどにというのがベスト?しかしこれだけ盛り上がらない宴会になりそうですから、早い話、今の時期、3人以上の飲み会は避けた方が良いような気もします。

 そしてカラオケ店。店側は機材やソファー等の消毒にかなり神経を使っているみたい。ただやはりここでも大声で歌うという行為にマスクは邪魔。ましてや防音構造で密室というのがかなりの悪条件。

 だとすれば、歌う時だけマスクを外すとか、換気が出来る施設を選ぶ(そんな施設があるのかどうかは知りませんが)しかない。

 また各種トレーニング施設でのクラスター報告がありますが、これは激しい呼吸や器具からの接触感染があったのではと思っています。

 他に更衣室や学校、理容美容と言った場所でも発生例があるようで、共通しているのはやはり3密。逆に屋外でクラスターというのは、まだ聞いたことがないような気がします。

 ただし屋外で人が集まれば感染の確率は高まりそう。てなことを考えながら、有効なワクチンが開発されるまで、自分で行動様式を判断して、生活様式を変更せざるを得ないのが現状を乗り越える方法かなと思っています。



二次感染拡大が始まった


新型コロナ


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