感染経路不明とは

2020.6.29

 今日は午前中に近隣地域の清掃活動に参加。気温はそれ程高くなかったものの(28℃ぐらい?)、連日の雨でちょっと湿度が高く、さすがに結構疲れました。

 さて今日の日本の新型コロナ累計感染者数は、今現在の数値で18476名増。昨日は18390名という数値だったので、単純計算では86名増となるわけですが、厚労省発表の数値を見ると、新規感染者数は112名となっていて、やはり計算が合いません。

 とはいえ、112名の方が、私の86名増という数値より明らか大きい数値なわけで、ことは深刻なはず。しかし小池都知事も菅官房長官も、規制を再開することは考えていないみたい。

 理由はいろいろ言っていますが、基本的に経済再開の手を緩めるわけにはいかないということでしょうか。ベッド数が足りているということも言っていましたが、逆に言えばベッド数に余裕があれば感染者数が増えても良い、と言っていることになりそう。

 また最近の感染者の中に若い人たちが占める割合が増えているという報告があるようで、原因はやはり規制解除による飲み会の増加かなという気もします。

 ただ若者が増えてきたというのと同時に、感染経路不明者も増えているように見えます。以前も書いたことがあると記憶していますが、この感染経路不明という言葉の使い方が不明確だなと感じるようになりました。

 いったい何が原因で感染経路が不明なのか?私なりに場合分けして考えてみました。
 
・ 感染者本人が、自分の行動をプライバシーを理由に明らかにしていない
・ 感染者本人は、自分の行動を明らかにしたけど、そこに感染源と思われる場所が含まれていない
・ 感染源と思われる場所は見つかったが、そこが感染源とは特定できない

 まあ他にもいろいろな場合があるとは思うのですが、国や都道府県が行っているも聞き取り調査そのものも、誰がいつ、どんな形で行っているのかが不明。

 その意味では、感染経路不明者の存在というのは、ウイルス保持者はどこにでもいるという証拠にもなりそうで、庶民は新たな感染を避けるすべがない?

 かくして、巷ですれ違う人すべてを、疑いの目で見ることになり、人との交流に支障をきたすということになりそう。中には不安を心の中にため込みすぎて、「マスクをしていな人がいる!」と怒り出す人もいるはず。

 何とも厄介な現象だなと思いますが、疑いを晴らすためには、個人が特定できない形で、個人の行動範囲を公開するしかないんだろうなと思っています。

 そのあたりを解決するために新しいアプリが出来たとも考えられそうですが、このアプリも感染してしまった方が正直に登録しないと意味をなさないような気もします。 

 さらにこのアプリもダウンロードしない人がいたり、そもそもスマホを持っていない人もいたりするはずで、さらに虚偽の登録をしたらどうなるのかとか、不安の種は尽きません。



感染を避けて経済再開は可能?


新型コロナ


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