2020.7.1
WHOのテドロス事務局長が先日「世界的にパンデミックが加速している」と発言しましたが、なんか遅きに失した感じ。感染当初から、「人から人への感染はない」とか「パンデミックではない」と繰り返し発言していたのが嘘のよう。
ただ実際問題世界の新規感染者数はここのところ明らかに増加気味。全世界の累計感染者数が7.5万人を超えた2/19以降の新規感染者数の推移は以下の通り。(数値はJohnsHopkins大学より)
横軸の100日目が5/28ですが、そのあたりを境に、明らかに新規感染者が増加傾向。しかも増加の勢いが増している感じ。あと10日ぐらいで、毎日20万人ぐらい増加するのが当たり前という日が来そうです。
すでに全世界の感染者数は1000万人を越していますから、今後は5日で100万人ずつ増えることになりそう。それも増え方が一定ならばという条件付きで、増え方も増加すると考えると、2〜3週間ぐらいで1500万人に達しそうです。
そんな中、世界のあちこちで経済活動を再開する動きが活発になっています。まあ再開しないと国の経済が破綻するということも考えられ、やむを得ないとも言えそうですが、当然再開すれば感染も拡大することは明白。
日本の感染者数は、今日の10時頃の段階では18593名でしたが、現時点で調べると18723名となっていて、その差は130名で明らかに増加傾向。
振り返ってみると5/14に34県で規制を解除。さらに5/25に全国で規制を解除。その後東京や北九州で感染者が発生し、6/3に東京アラート。
しかしアラートの意味はうやむやのまま6/11に解除。さらに6/19には、関東の近隣県への移動自粛要請も解除され、巷では一気に解放ムードが広がりました。
今日のニュースではテーマパークの代表であるディズニーランドやディズニーシーも再開となりましたから、人の動きは今後ますます活発になりそう。
一方で、私が住んでいる埼玉県では、東京がらみの感染者が増えているということで、知事は用もないのに東京へ行かないようにと言っています。
しかし一旦解放に向かった流れは、これまで以上に強い規制をしないと容易に止められないとも考えられ、東京はその流れを止めないような方向で新たな数値無き規制基準を発表。
さて今後どうなるかですが、私がいつも書いているのは、規制解除3週間後にその結果が現れるという傾向が強いという事。という事は、今日からの解放感の影響は、今月下旬の20日過ぎに表面化すると言えそうで、今はまだその兆しという段階。
そう思うと前期高齢者の一員である私は、今後も自粛生活を続けざるを得ないなと感じます。