規制解除の影響は2週間後

2020.7.4

 規制解除に伴って感染が拡大するだろうと予想していたこととはいえ、実際に毎日の感染数増加の数値を目にすると、やっぱり規制解除が早すぎたのではという気持ちが芽生えます。

 しかしそのことに憤慨していても現状は解決しません。昨日は関東各地の知事が東京への移動自粛要請のメッセージを出していたようですが、まあ当然のことかも。

 とはいえ、6/19に関東近県の県をまたぐ移動規制が解除されて2週間。この間各地でレジャー施設がオープンし、明らかに人の移動も多くなっているわけで、感染拡大は確実な状況。

 昨日あたりから都内への移動自粛要請が出されたとはいえ、それを守る人が増えたとしても、その効果が表れるのは2〜3週間後の7月下旬以降。

 それまでは、感染拡大が継続しそう。 昨日の感染者増加人数が194名だったので、6/1からの日々の増加者の人数をグラフにすると以下のような感じ。

日本の新規感染者数の推移

 6/25ぐらいから増加の兆候が表れています。その2週間前の6/11に東京アラートが解除されていますから、増加はこの解除がきっかけになったと言えなくもないです。

 さらに6/19に関東近隣の県をまたぐ移動も解除されていますから、2週間後の昨日7/3あたりから、その影響が表れ始めると考えると、まさに今がその時期。

 今後の見通しですが、これから2週間日々の感染者数の増加がさらに続くと考えると、10日後には感染者の増加が500名程度になっていそう。

 そんな悲観的な予想が当たらないことを願っていますが、昨日は東京周辺の県でも感染者数が増加している様子なので、現実はかなり厳しそうだなと思っています。

 従来は、規制解除があるとその影響は3週間後ぐらいに現れると私は思っていたのですが、検査数が拡大し、結果判定に要する期間も従来より短くなっているみたいなので、2週間後ぐらいから影響が現れると考えを改めた方が良さそうだなという印象です。

 てなわけで自身が感染しないために出来ることは、やはりマスクの装着。手洗いや消毒うがい。さらに必要に応じて洗顔。しかし何より重要なことは、ウイルスが多数存在しそうな場所には出来るだけ近づかないという事。

 その意味では、やはり不特定多数の人が集まる場所には行かないというのが一番の防御策。小池都知事は、ある意味執拗に感じられるほど夜の街を強調しているようにも感じられますが、アルコールが入るとどうしても人は気が大きくなってしまうので、これはやむを得ない警告かも。

 ただその意味では、昼間に人が集まり、ガヤガヤしている場所は危険ということにもなりそう。行動の自粛要請が出ない以上、個人が判断して危険を避ける以外にない。

 「このぐらいならいいだろう」と勝手に思ってしまうことが一番危険なのかもしれません。



若者への警告が必要?


新型コロナ


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