三つの研究結果

2020.7.7

  今日の埼玉は朝から曇り空。西日本では大雨が続いているようで、その雨雲が東日本にもやってくるとのことで、雨を覚悟していたのですが、現状は薄曇り。

 しかし近くを流れている川は、山の方で雨が降ることが多いのか例年より増水気味。万が一1時間に50mmを越えるような雨が降り続くと、昨年経験した台風による近隣の河川の氾濫という事態も起きそうで、かなり心配しています。

 今日の日本の新型コロナ新規感染者数は、昨日午後が19775名だったのに対して今は19991名となって、いつもより更新が早いみたい。増加人数は単純計算で216名ですが、厚労省の数値を見ると新規感染者数は176名増となっていて、やはりこの数字が理解できません。

 とはいえ、ここ5日間は毎日200名前後のプラスですから、事態はかなり緊迫しているように思います。感染拡大が始まった1/25から今日までの毎日の感染者数増のグラフは以下の通り。

日本の新規感染者数の推移

 パッと見てすぐ分かるように、私には明らかに二次感染が始まっているグラフに見えます。幸いにテレビのニュースでは、市街地に向かう人の流れが、この週末は1週間前より減ったと報道されていましたので、皆さんかなり気にしているのだと思います。

 当然ながら政府同様、折角自由になった流れを止めたくないのは経営者はもとより、我々庶民も同感。だとすると現状でやはり一人一人が行動を出来る限り制限するしかないと思っています。

 ちなみにこの間気になるニュースがいくつか。一つ目はニューヨークタイムズが報道したようですが、新型肺炎は空気感染の可能性があるらしいとのこと。

 これまでの感染は、主に飛沫による感染が指摘されていましたが、専門家は飛沫の大きさとは関係なく、呼吸だけでも感染する場合があるとの指摘です。

 これが本当なら、事態はかなり深刻。飛沫より小さな粒子で感染するとなると、通常の不織布マスクでは防御が難しいという事になります。

 もう一つ。ドイツの研究。風邪にかかりやすいとコロナの免疫力があるというもの。風邪にかかった人はリンパ球の1種であるT細胞が生成され、この細胞が新型コロナに対しても有効かもという研究です。

 これが本当なら、私自身は風邪をひきやすい体質だと思っているので朗報。またインフルエンザの予防接種もしていますから、新型コロナに出会っても、免疫細胞が活躍してくれる可能性もありそうです。

 (ただし予防接種の有効期間は三か月から六か月という話も聞いているので、昨年11月に接種したのでは、すでに効果がなくなっているかも)

 もう一つ。これはイギリスのBBCのニュース。日本人が新型コロナにあっても重症化しない理由について。記事を読むと、割と明快。日本人若しくは東アジアの人は、過去に似たようなウイルスに感染した経歴を持っている人が多いという説です。

 反論もあるみたいですが、結構説得力があるなと感じています。



アメリカとブラジルの感染状況


新型コロナ


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