gotoに1.7兆円の予算

2020.7.14

 今日の日本の新型コロナ累積感染者数は22248名。昨日が21985名だったので263名の増加。昨日は408名増だったので、ちょっと一息ついた感じ。この傾向が続くことを願っています。

 ちなみに亡くなられた方は983名となっていて、累計感染者数に占める割合は4.4%。100人の患者さんがいれば、その内4.4名が亡くなる計算です。

 日本は感染者数も死亡者数も世界に比べて少ないと言われていますが、今日発表されたJohnsHopkins大学の数値では、世界の感染者総数が13060239名で、ほぼ東京都の人口に匹敵する数です。

 亡くなられた方は571817名で、この割合を計算するとやはり4.4%になります。つまり日本の医療水準は全世界で見ると平均的レベル

 しかし日本の場合は、医療技術も進んでいるし、これまで十分なPCR検査が行われてこなかったので、累計感染者数そのものが少なく見積もられているという可能性もあります。

 ところがその可能性を認めてしまうと、今度は、一般社会の中で無症状で普通通りに生活できている人が結構多いという事になります。

 ここの所、夜の街でクラスターが発生し、従業員さんにPCR検査をして改めて感染が発覚という事例が増えているのは、その証拠であると言えそう。

 一方アメリカですが、今日の推計感染者数は3361042名。要するに340万名ぐらい。亡くなられた方は135582名となっているので、その割合は4%ぐらい。

 また大々的に検査を行っている韓国でこの値を計算すると2.1%という結果でした。大変いい加減な考え方ですが、アメリカと韓国の中間の数値を取って、医療先進国で亡くなられる方は3%と考えて、日本の累計感染者数を逆算すると約32800という数字が出てきます。

 つまり今より1万名近く増えるということで、こういった人たちが無症状で市街を歩き回っていると考えることも出来そうです。

 そんな中7/22より政府主導でgotoキャンペーンが行われるようで、菅官房長官の話によれば、現状でキャンペーン期間を見直すことはしないみたい。

 という事は、場合によっては1万名の潜在無症状感染者が日本各地に散らばるという事であり、そこで感染が生じれば、これまでは一部都道府県だけの問題だったのが、全国に広がりそう。

 ちなみに政府はこのキャンペーンを行うために1.7兆円の予算を組んだという事ですが、これまでの災害支援金に比べても法外な予算だと感じます。

 確かに観光業への打撃は大きいのだと思いますが、巷では医療従事者への給料も激減、病院そのものの経営が危ないという話も聞いていますので、1.7兆円の何割かは医療関係に手当てしてもいいのではという気もします。



コンピューターで感染予報?


新型コロナ


表紙に戻る