週前半の感染者数は少ない

2020.7.20

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は25422名。昨日が24913名だったので509名の増加。6月下旬はこの数字が50名前後でしたからほぼ10倍で、とんでもない数字です。

 しかし人間の感覚はある意味慣れが生じて徐々に鈍感になっていくわけで、感染者の増加が600名台から500名台になったというだけで「良かった良かった」という感覚も生じます。

 数字に一喜一憂してもしょうがないということも理解しているつもりですが、出来れば明日は500名を切って欲しいと思ってしまいます。

 一方リンク先ページで日本全体の新規感染者数推移のグラフを見ると、すでに指摘されている通り、1週間の中で、日月火あたりに数字が小さくなる傾向があります。

 つまり今日の数値はその規則性の中の数値と考えることもできるわけで、そうなると明日か明後日には再び数字が大きくなる可能性は十分にありそうです。
 
 さらにこれまでの推移のグラフを見て、感染者数が減少した日以降の5日間ぐらいで、最小になった人数と最大になった人数を比較すると、1.3〜3倍になっています。

 前回は7/13が260名でしたが7/18が662名だったので2.5倍ぐらい。そう考えると今週後半は新規感染者数が、今日の511名に対して、場合によっては1000名を越すという可能性もありそう。
 
 さすがに新規感染者が1000名を越すとなると、数字そのものに恐怖を感じます。そんな状況の中で、たまたまタイミング悪くgotoキャンペーンが始まるわけで、まさに最悪のタイミングと言えそう。
 
 国は今日になってキャンセル料は国が保証するとようやく言い出しましたが、ある意味多方面からの批判が殺到して嫌々決めたというようにも見えます。
 
 しかもこの間安倍総理が自ら会見を行って経緯を説明することは全くなく、関係閣僚があたふたして対応しているようにも思えます。

 とはいえ、キャンペーンそのものは東京を除いて実施されるようで、今度はこれについても問題がいろいろ出てきそうです。
 
 一方世界に目を向けると、最近インドの増加が目立つようになってきました。インドは3日前の7/18に累計感染者数が100万人を突破。日々の新規感染者数も4万名近い数値になっています。

 また南アフリカでも感染者は増加中。累計感染者数は36万人を超え、日々1.3万人ぐらいずつ増えています。

 これらの数値を見ながら、現地ではどんな状態なのかを想像すると、病気になってしまった家族を抱えた人の悲嘆の声が世界中から聞こえてくるようにも感じます。

 当然それは日本も同様で、突然自分も含めて家族の誰かが感染する事態になった時どういった対応を取るべきなのか、具体的な方策を考えておかないといけないなと感じています。



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