2020.7.25
今日発表されている日本の新型コロナ累計感染者数は29017名。昨日が28247名だったので、差し引き770名の増加。ただし厚労省のページでは769名となっています。
昨日の増加人数は981名だったのでちょっと落ち着いた印象ですが、検査数や曜日の関係で、この数字は常に10〜20%変動する感じです。
上記リンク先には現在の患者数、新規感染者数、累計感染者数のグラフが出ていますが、これの「新規」と書かれた項目をクリックすると、これまでの新規感染者数の推移が一目で分かります。
前回の山は3月下旬から5月上旬までの一か月半ぐらい。山のピークは4/11の720名。この数字を受けて4/16に全国を対象にして緊急事態宣言が出されました。
その後5月の中旬から6月下旬にかけて、日々の新規感染者数は50名程度まで下降。個人的には全くの主観ですが、20名以下にならないと終息とは言えないのではと思っていたのですが、経済再開を焦る国は5月下旬に一部地域を除いて、全国の制限を解除。
さらに6/19に関東近県の移動制限を解除。一般庶民が「やれやれ、これで自由に行動できる」と思い、あちこちで移動が再開。するとそれに伴うように、6月下旬から新規感染者数が増加。
この増加の傾向が、グラフを見ると実に規則的。月火あたりに感染者数が減り、木金あたりにその週の最高値を記録することが多い。
これが株式投資なら、下値を切り上げつつ価格が上昇している傾向と判断する人が多いはず。てなわけで、今日の現象も一時的なもので、明日はさらに減少?
しかし単にグラフの傾向で判断するなら、その下限は550〜600名ぐらい?その後、来週もこの傾向が続けば最高値は1400名ぐらい?
まあそうならないことを願っていますが、単にグラフの動きだけを見ているとそう思わざるを得ません。
ちなみに国がgotoキャンペーンを強行している理由に、病院の医療体制やホテルの空き室確保が逼迫していないということを上げていますが、医療側からは「すでに逼迫が始まっている」とか「医療従事者が疲れ切っている」という声も聞こえてきます。
どちらが正しいのかは良く分かりませんが、新たな感染者には若い人が多く、重症化している人が少ないというのは事実なのかなと思っています。
であるならば、逆に厚労省やマスコミは、「今日はどこどこで何人」と、数字だけ示して恐怖感を煽るのではなく、感染者は○○名で、その中で無症状、軽症、重症といった内訳を明らかにしてもらいたいなという気がしています。
さらに導入が始まったスマホアプリのCOCOAの運用状況はどうなっているのか?インストロールしたのはいいけれど、どのくらい役立っているのかが知りたいです。