軽症であっても後遺症は怖い

2020.7.26

 今日発表されている日本の新型コロナ累計感染者数は29827名。昨日は29017名だったので差し引き810名の増加。これで4日間連続800名前後の数値を記録。

 昨日も書きましたが、これまでの傾向を踏襲すれば、明日あさっては600名前後に減るのかなと思っていますが、木曜以降の上昇が気になります。

 今日が4連休最終日で、埼玉は朝から雨。この4連休はやたら雨が降りました。そのため私は半径3km程度の移動しかしていません。

 雨が多かったので、出かけた人も宿泊施設周辺の観光で終了したのではと思っていますが。ある意味感染拡大が抑えられたのではと思っています。

 さて国がgotoトラベルキャンペーンを強行した理由の一つに、重症者が少なく病院のベッド数が逼迫していないということをあげていましたが、現在の感染者は若い人が多いということで、実態は不明ですがそんなものなのかなと思っていました。
 
 ところが昨晩ちょっと気になって、軽症者の退院後の後遺症というようなことをネットで調べてみたら、徐々に実態が分かってきました。

 ちなみに感染して入院するとその医療費はすべて国が払ってくれるようですが、陰性になって退院後に何らかの後遺症が出るとその治療費は自分で払う必要があるとのことで、しかもその後遺症で悩む期間はかなり長そう。
 
 と言っても感染が始まったのは今年初めですから、どんなに長くても半年ぐらいが最長。ただ今現在も体調不良を感じている人は多いようで、しかもいつまで続くか分からないという不安を抱えている人が多いみたい。

 そういった人たちの主な症状ですが、ネットで確認できた症状は以下の通り。(順番は適当です)

 頭痛、胸痛、息苦しさ、動悸、体重減少、発熱、倦怠感、腕のしびれ、背中痛、運動量低下、味覚障害、嗅覚障害、認知障害、記憶障害、PTSD、鬱、不安、不眠といった語句が出てきます。
 
 つまり通常の風邪やインフルエンザではありえない症状が続くという事です。主たる原因は、ウイルスが肺の機能を著しく阻害して、それが回復しないこと。
 
 さらにどうやら神経系に影響を与えることがあるようで、それが頭痛その他の知覚障害の原因になるみたいです。こういった症状は何らかのきっかけで無症状で隔離された人が、隔離後に感じる場合もあるようで、無症状者が多いからと言って安心できるわけではないということも分かってきました。

 ちなみに私は4年前にクモ膜下出血を発症し、緊急手術。一時は重体になったみたいですが、何とか回復。(その間の記憶はありません)

 ただその後のリハビリ時に感じたのが、味覚障害、嗅覚障害、短期記憶障害、運動機能低下、ろれつが回らない、めまい、ふらつき等ですが、前半の障害はリハビリ病院退院後も数か月続きました。
 
 コロナウイルスとは違って血液の病気ですが、コロナの場合もサイトカインストームによって体のあちこちに血栓ができるという事ですから、神経系に与える影響は似たようなものではないかと思っています。
 
 だとすると、4年後の今も、程度は軽くなりましたが、ろれつが回らない、ふらつきを今も感じていますから、コロナの後遺症も長期間続くと考えられそうです。

 その意味では軽症者が多いから大丈夫という考え方は実に危険だなと感じています。



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