検査数増加の影響

2020.7.28

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は31261名。昨日より599名の増加。昨日が835名の増加だったので、かなり減少。とはいえ4連休の影響で検査数そのものが減っている影響もあるみたい。

 7.25の記事で、新規感染者数のグラフを見て、今後一旦は550〜600名ぐらいに減少するかもと予測しましたが、実際にその通りになりました。

 この時の記事では、その後拡大に転じれば、その週の最高値は1400名ぐらいになるかもと書きましたが、出来ればそうあって欲しくないとも思っています。

 その意味では、今日の午後に発表される速報値が気になります。そんな中、こういった新規感染者の増加傾向は、検査数そのものが増えているからだという理由付けが行われています。

 実際その通りなんだろうなと思う部分も多いのですが、という事は、今の方が感染者数の実態をよく反映しているとも考えられそうです。

 そんな中、経路不明の感染者が多数見つかっているという事は、日常生活のあらゆる場所にウイルスが潜んでいるという事になりそうです。

 これに何回も書いているように空気感染の可能性を考慮すると、街中に出歩く場合、感染者が報告されていない場所でも感染する確率があるという事になります。

 まあ症状は全く異なるみたいですが、一般の風邪と同じように、ちょっと気を緩めたり、自身の体力が落ちていれば、簡単に感染してしまうということかなと思っています。

 また既に自分が感染していて、症状はないもののウイルスを保持し、それが呼吸によって空気中に拡散しているという可能性もあり、そこまで考えるとマスクは必須。

 欧米で感染が拡大しているのは、もともとマスクをする習慣があまりなく、無症状ならマスクは必要ないと考える人も多いため、無症状の人から感染が拡大している場合もあるのではと思っています。

 この件についてはヤフーニュースで「新型コロナ マスク着用による感染予防の最新エビデンス」という記事が参考になりました。

 また日本は死亡者が少ないというコメントも見られますが、「新型コロナ弱毒化しているという根拠はない」という記事を読むと、現状の感染拡大状況が続けば2週間後には重症者が増える、と書かれています。

 ただ今回の感染者数増加傾向が始まったのは6月の終わりぐらいからで、すでに4週間近くが経過していますので、現状では重症者がもっと増えていてもおかしくない。

 そうでないという事は、日本の医療体制の影響なのか、高温多湿の影響なのか、遺伝子の影響か、さらには山中教授が指摘するファクターXの影響なのか?

 ともあれ、こういった記事を読んでいると、やはり今もマスクと手洗いは必須で、なおかつ自粛生活をせざるを得ないなと感じます。



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