議員歳費は無駄遣い?

2020.8.3

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は39253名で、昨日から1331名の増加。通常月曜火曜はPCR検査数の関係で新規感染者数は減少する傾向が7月は続いていました。

 そのグラフを見て、今日あたりは800名程度まで減少するのではと思っていましたが、昨日に引き続いて悪い意味で裏切られた感じです。

 原因はPCR検査数がどんどん増えているからという考え方もあると思いますが、それよりも主要都市近郊だけでなく、感染そのものが全国津々浦々に拡大して、なおかつ増加の勢いが増したと考えた方が良いような気がします。

 早い話が、明日以降も新規感染者が1200名を越える状態が続くなら、通常の指数関数的な増加ではなく、いわゆる感染爆発の領域に入ったと考えても良さそうです。

 しかしそういった状況が見えているのに、国からのメッセージはほとんどなし。安倍総理もほとんど顔を見せず、国会を開く様子もなく、一部の人の恣意的若しくは主観的な判断で感染をコントロールしているように感じられます。

 すでに安倍内閣そのものがメッセージ機能を失っていて崩壊しているようにも感じられます。まあこれまで体験したことのない感染拡大ですから、経済と両立させるために、何をしてよいか分からないというのが本音ではないかと思われますが、何も指針が示されなければ責任能力はないと言われてしまいます。

 あえて言えば、お盆の時期の帰省は慎重に、なんてことを西村大臣が言ったようですが、gotoキャンペーンをやりながらこのメッセージでは矛盾も甚だしい。

 結局国は、感染対策は自己責任で行いましょう。それができるならどんどん出かけてお金を使ってください、と言っているのと同じだなと思います。

 もしかしたらそれが民主的で自由な日本の行動様式の基本なのかもしれませんが、そうなると感染したら自己責任、病気で苦しもうがどうしようが本人と家族の問題。
 
 さらに医療体制が崩壊すれば、地方の医療や知事の責任ということになりそう。つまり国に責任はない!gotoキャンペーンで旅行を後押ししておいて、「それはないだろう」と感じますが、個人レベルではどうにもならない。

 ただ多くの人が今の有効なメッセージを発せない内閣に不安を感じ始めたのか、内閣支持率は下落という記事も出ています。

 仕事をしない(ように見える)内閣は必要ないし、税金をつぎ込んで歳費を払う必要もない。さらに言えば、何をしているのか全く分からない多数の国会議員も、国会が開かれないなら無駄。

 ましてや各種の会議で、こそこそ読書をしたり、スマホをいじっている議員さんは、審議に参加していないわけですから、存在の必要はなし。

 そういった人たちの歳費をどんどん削って、医療体制構築や豪雨災害の基金に回してもらいたい。今日は感染拡大を憂えて、いささか怒っています。



食事時の会話


新型コロナ(2)


表紙に戻る