食事時の会話

2020.8.4

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は 40215名で、7/27に3万名に達して、わずか9日間で約1万名増加。2万名から3万名に達するのに要した期間が20日間ぐらい。

 1万名から2万名に達するまでに要した期間は約80日ですから、ともかく増加の速度が速い。物理的には加速が増しているという表現で良さそう。

 ただ増加数は961名となり、1000名を切りました。しかし月曜火曜は検査数の関係で数値が低くなる傾向がありますし、リンク先ページの新規感染者数のグラフを見ると、このぐらいの数字に一度落ち込むことは容易に予想できます。

 さらにその後の数値をグラフを見るだけで予想すると、週後半の数値は以前に書いたように2370〜2530名という数値になりそうです。

 もしこの数値を越えてくるようなら、まさにコントロール不能の感染拡大の領域に入ったとも言えるし、もしこの数値を下回れば、2〜3週間前の感染拡大状況を見て、多くの人が行動自粛に転じた結果だと考えても良いような気がします。

 ただし行動自粛に転じた人が多いというニュースは、あまり報道されていないので、やはり数字は大きくなるだろうなと思っています。

 その上、今週後半からは7月末の4連休の影響も出てくるはずなので(すでに影響が含まれているという報道もありました)、ますます心配です。

 というわけで、健康弱者の私は、国は当てにできないので、自分で自分の身を守るしかないと考えるようになっています。

 では、そのためにどうするか?これまでのネットの記事や、テレビのニュース、ワイドショーを見ていると、通常の生活の中で、感染確率が最も高くなるのは会話による飛沫感染だなという気がします。
 
 また、ウイルスを保有しているのに無症状だった方が、知らずにあちこち動き回って、そういった人が感染を拡大させている可能性もありそう。
 
 先日久しぶりに近くのショッピングモールに行きましたが、そこでちょっとだけフードコートの様子を見てきました。すると席の間隔は開けられてはいましたが、当然ながら食事ですからマスクを外している人も多い。
 
 対面で座っている人も多いので、会話がはずめば当然飛沫が飛散。その中にウイルスが含まれていれば、感染するのは当たり前という状況が見て取れたので、「こりゃだめだ」という感想を持ってすぐに退散しました。
 
 経路不明の市中感染が広がっている状況を考えると、やはりこういった食事時のリスクが一番大きいのではと感じます。

 私の好きなタイでは、そういった食事時の感染を防ぐために、対面での食事は禁止。対面の場合は間に透明シート。基本的には同じ向きに座るということが奨励されているみたい。
 
 さらに間に座席を一つ開けて座れば、感染拡大はかなり防止できるのではという気もしますが、それらを実行していくと、何とも味気ない食事風景になりそう。
 
 そもそも全員が同じ向きに、一つずつ席を開けて座っていたら、会話もままならないわけですが、それがこれからの行動様式の一つになるのかも。

 一部の小学校では食事中の会話は禁止となっているみたいですが、これは大人の食事でも言えそう。対面に座るなら会話は厳禁。しかし大人の場合は無理だろうなという気もします。

 ということは逆に言えば、今後も感染拡大が続き、やがて営業を規制せざるを得ないという事態になるかも。いずれにしても、こういった食事のマナーみたいなものを、マスコミはもう少し詳しく丁寧に説明してもいいのではないかと思っています。



国の本音を知りたい


新型コロナ(2)


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