国の本音を知りたい

2020.8.5

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は41453名で、私の記録では昨日が 40215名だったので1238名の増加。ただしヤフーに掲載されている厚労省発表の数値は1236名の増となっています。

 先週も火曜は599名で、増加数はいったん低くなり、翌日が981名に増加していますが、今週も似たような経過をたどるとすれば、週後半に向かってさらに増加しそうです。

 ちなみに昨日は西村大臣が「お盆の帰省は慎重に考えないといけない」と言ったのに対して菅官房長官は「帰省を制限する、しないの方向性を述べたものではない」と言ったようで、捉え方によっては、どっちが正しいんだと混乱しそう。

 てなことをマスコミが指摘しているようですが、要するに「感染拡大に自己責任で十分注意して出かけてください。感染したら自己責任ですよ」と言っているのに等しいなと感じますので、別にどっちが正しいかなんてのは気にする必要はなさそう。

 メッセージの出し方として、両者ともに抽象的でそういった考えをするに至った根拠が示されないので、なんか思いつきや主観で述べているなという不信感がつきまといいます。

 つまり現在無症状のウイルス保持者が巷に○○%いて、それらの人が帰省をすれば、食事等で他者に感染をさせる確率が○○%ある。また、感染した場合高齢者の内、○○%が重症化し、その地域で入院することになる。

 そうなると現在のその地域の医療体制が○○%逼迫しているので、医療崩壊の危険性が増す、というようなことを、図やグラフを使って分かりやすく説明する必要があるのではと思っています。

 また、現状でgotoトラベルを強行する場合も、単に「実行しても問題ないと考えている」と主観的な意見を述べるのではなく、観光事業の収支状況や経営の逼迫度、さらにキャンペーンを実行することによってそれがどの程度改善すると予想しているのか等、強行する理由を具体的に明示してもらいたいなと感じます。

 実際問題以前も書きましたが、逼迫しているのは旅行業だけではないはず。医療も飲食店も、様々な業種が逼迫している筈。そんな中、何故旅行業だけを優遇するのかという根拠が全く不明です。

 沖縄ではすでに7月末の4連休の影響が出始めているというような報道もありますが、それに対して国はどう考えているのか?それでもキャンペーンを続けるなら、さらに感染拡大は間違いない。

 それでもやむを得ない。多少の犠牲は出ると考えて強行しているのか?本音の部分が知りたいです。



キャンペーン続行に執着


新型コロナ(2)


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