コロナと交通事故を比較

2020.8.15

 今日発表されている日本の新型コロナ累計感染者数は53962名。昨日は52600名と発表されていましたから、差し引き1362名の増加。

 出来れば1300名を切って欲しいなと思っていましたが、やはり現実は厳しい。ただ先週もやはり8/8の土曜日がピークの値で1602名ということでしたから、今週もその傾向が続けば、明日は1300名前後に下がるかも。

 一方私が生活している埼玉は今日も猛暑となるようで、熱中症が心配。新型コロナの場合は、特定の場所にウイルスが多く存在しているように感じますが、熱中症の場合はすべての人に関係しそう。

 改めて先ほど昨年夏に熱中症で搬送された人の数をネットで調べてみたら、総務省からの報道向け資料を発見。それによれば昨年は71317人となっていて、一昨年より23820人少なかったみたい。

 リンク先ページには、2013年からの搬送者数のグラフも出ていますが、2017年までは5万人前後が多いのに2018年からは急に増えています。

 ということは単純に考えて、今年も熱中症で搬送される人は8万人くらい?現時点での搬送者はそれよりも少ないとは思いますが、連日の猛暑で今後は熱中症感染者数の方が新型コロナより多くなる可能性もありそう。

 一方熱中症で亡くなった人は126名。従って、新型コロナより亡くなった方は少ない。それでもネットの情報では、例え熱中症でも後遺症が残ることがあるみたい。

 この手の数値を調べることに興味を感じたので、次に2019年の交通事故について調べてみました。すると2019年の交通事故発生件数は40万件弱でした。
 
 それによって負傷した方の人数は460715人だそうで、これは明らかに新型コロナの累計感染者数より多い。つまり新型コロナで陽性になる確率よりも、交通事故に遭って怪我をする確率の方が大きい
 
 さらに昨年交通事故で亡くなった方の人数は3215人となっていて、これまた新型コロナよりも大きな数字になっているみたい。
 
 日ごろ生活していて、交通事故には気を付けていますが、現時点では新型コロナより交通事故に遭う確率の方が大きく、なおかつ亡くなる確率も大きいというのはちょっと衝撃的です。

 ではガンで亡くなる場合はどうかとか、気象災害に遭遇する確率はと、考えていくと、新型コロナ以外にも警戒すべきことは他にもたくさんありそう。

 別にだから新型コロナは怖くないと主張するつもりはありませんし、感染対策は今後も十分に行わないといけないとも思えますが、日常生活の中で新型コロナだけに注目して警戒する姿勢もどうなのかなという気がしてきました。
 
 そんな中、どうしてこんなに新型コロナを過度に恐れる心境になっているのかと考えると、感染拡大当初から、マスコミが、ワクチンがない、高齢者は重症化する、医療体制が崩壊するかも、今日も○○人感染者が増加と言い続けてきたことが原因の一つではと感じるようになってきました。



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