正しい知識が必要

2020.8.20

 今日の日本の新型コロナ累計感染者数は58845名で私の記録では1070名の増加。ヤフーに掲載されている厚労省の数値は1072名の増加となっています。

 上記リンク先に掲載されている新規感染者数のグラフを見ると、今週のピークは1200名前後かなというように見えますが、1070名の増加だとかなりそのピークに近づいた感じ。

 先週のピークは14日の金曜日でしたから、今週もそれと似たようなもんだろうと考えると、明日は1200名前後?それを大幅に超えるようなら、もう1回山が来る?

 大幅に下回るなら、来週はもう一段階拡大状況が下がる?単純にグラフの形を見る限り1100名台に落ち着くような気もしますが、果たしてどうなるか?

 話変わって今日の毎日新聞朝刊に「第2波 真っただ中」という見出しの記事がありました。感染症学会理事長が見解という小見出しも付いています。

 記事によれば、舘田一博理事長が都内で開かれた感染学会の学術集会で「第2波の真っただ中にいる」との認識を示したとのことです。

 世界の感染者数や死者数もますます増えていくので、日本はピークを越えたように見えるが、再上昇がないか注意してみないといけないとのことです。

 個人的な感想としては、「何を今更言っているのか。とっくに二次感染が始まっているし、むしろ最近は感染者数も下降気味じゃないか」という印象ですが、まあ専門家の見解ですし、間違ったことを言っているわけでもなさそう。
 
 そもそも以前にも書きましたが、二次感染かどうかという判定基準も示されていないわけですから、現状の様々なグラフを見て、それが二次感染に該当するかどうかなんてことは個人の見方次第。

 しかしなぜ今ごろになって二次感染真っただ中という言葉が出てきたのか?これが事実なら、二次感染拡大の入り口はいつだったのか?ということも気になります。

 国側はgotoキャンペーン実施に当たって、執拗に「現状は感染拡大の状況にはないと思っている」と言い張ってきました。だとすると感染症学会としても、当時は迂闊に二次感染拡大とは言えなかったのかなと余計な詮索をしてしまいます。
 
 ともあれ、こういった議論は些末な問題であることも私は理解しているつもりです。要は感染拡大が終息に向かえばいいわけで、そのためにどうしたらよいかというのが問題。
 
 一番良いのは、すべての人が二週間家でじっとしていればいいということになりそうですが、現実には難しい。また今でも経済的な困窮に直面している人が多数いると言われています。
 
 だとするとやはり消費活動を活発にするしかない、というわけで、ここからが議論百出。当初予想した通りに、経済活動か感染防止かという、まさに二者択一を迫られているというのが現状。
 
 この両者はどちらが正しいと理論的に互いに論破できない部分もありますから、最後はそれぞれの派閥の力関係や人数、それこそ経済力、主張する人の人間性が問われるということになりそうです。
 
 その間に入って悩むのは一般庶民。良く分からないままに、国や自治体が言うんだからとマスクをつけて動き回り、ワイドショーを見て怯え、中には他者の行動がけしからんと暴力をふるう人まで出現。
 
 さてどうなるのか?ちなみに2018年に国内でがんで亡くなられた方は373584名。2017年にがんと診断された方は977393名。改めて調べてみると途方もない数値で、新型コロナの数字が実に小さく感じられます。



自粛生活で他の病気になる?


新型コロナ(2)


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