前回の記事で来週早々には世界全体の累計感染者数が5000万人に達するかもと書きましたが、現実は予想より早く進んでいる感じで、本日5000万人を突破。
特に急増しているのがアメリカとヨーロッパ各国。新規感染者数のグラフを作ると一目瞭然。先ずアメリカ。2/25からの新規感染者数の推移です。急カーブを描いて上昇中。
フランスは集計した数値が突然減ったり、前日と同じ値だったりすることがあるのですが、全体が増加傾向であることは間違いありません。以下は2/29からのグラフです。
同じように、累計感染者が多い順にスペイン、イギリス、イタリア、ドイツ、ポーランド、ベルギー、オランダ、チェコ、スイスと見ていくと、どの国もここ1〜2か月で急増中。
一方その増加割合を日本と比較すると、日本も増えてはいるものの欧米諸国の比ではなさそう。またアジア諸国もインド、インドネシア、バングラディシュ、および中東諸国は結構増加していますが、それ以外のアジア各国の感染状況はそれほどひどくなさそう。
ではこの違いはどこから生じているのか？ネットを見ると、寒さと乾燥が良くないと書かれていますが、だったら日本やアジア各国が欧米並みに増えてもおかしくない。
ネットの情報で考えられるのは、やはり中国に近いアジア系の人たちには抗体が出来ていたという説。またネアンデルタール人の遺伝子が関連しているという説も有力？
さらにBCG接種の関係。欧米人に肥満が多い。等々、様々な要件が検討されているように感じています。ただ決定打はなさそう。
そんな中、欧米レベルではないものの、日本も感染拡大していることは間違いない。そんな中で、個人として日々の行動はどうあるべきか。
マスコミが言っているのは3密を避け、適度な湿度と換気が必要とのことで、これまでとあまり変わらない感じ。つまり現状を変える特効薬はない？ということは、このまま感染拡大が続くことを覚悟するしかない？かなり深刻な事態です。