主たる感染経路は会話

2020.11.30

 今日午前中に発表されていた日本の新型コロナ累計感染者数は 147498名で昨日より2058名の増加。(今現在の数値はなぜか147596名で2066名となっています)

 リンク先ページで新規感染者数のグラフを表示させるとすぐに気が付きますが、先週11/28の最高値が2684名。その前の週11/21の最高値が2592名でしたから、急上昇の勢いがちょっと鈍ったように見えます。

 ということは、楽観的に見れば今週末か来週あたりに3次感染拡大の最大の山が来るようにも見えます。当初私は年末年始の頃にピークが来て、その時は4000名程度の数値になるのではと思っていました。

 しかし国がgotoキャンペーンを見直す前から、感染拡大状況は続いていたので、良識ある庶民は、かなり意識して感染対策をし始め、もしかしたらその効果が出始めたのかもという印象です。

 そもそもなぜ感染が拡大したのかと考えると、専門家は気の緩みと気温を指摘するみたい。なんとなく納得してしまいますが、気の緩みって具体的にどういうことだろう?と考えてしまいます。

 マスク着用率が減ったようには見えません。またどこに行ってもアルコール消毒薬のボトルが置かれていて、これも以前には考えられなかったはず。

 つまり庶民が一般的な生活を送っている上では、あまり感染は起きないはずという印象です。では気の緩みとは何か?時々都会に出かける息子の弁によれば、マスクをしていない人が結構をいるとのことでした。

 トランプさんもそうですが、マスクの装着そのものが面倒と考える人は一定数いると思われますが、ここにきてそういった人が急に増えたとも思えません。

 ちなみに混雑する通勤列車でのクラスターは今のところ発生していないみたい。つまり人が集まっても、換気を十分に行い、会話を控えれば感染は起きない感じ。

 一方、今でも病院や高齢者施設でクラスターが発生ということを耳にします。こういった場所は通勤列車以上に感染に注意している筈ですが、それでもクラスターが発生する理由は何だろうと考えて私なりにたどり着いた結論は、やはり会話

 マスクをしていると言っても、それで100%飛沫の飛散は抑えられていないということはスーパーコンピューターのシミュレーションで証明済み。

 つまりマスク越しの会話で飛沫感染をしてしまうということなのかも。実際病院や高齢者施設では、マスク越しに近寄って話をすることが多い。

 特に相手が高齢者なら、近寄って大きな声で話さないと会話が成立しないという実態もありそう。その意味では、誰もが無言で業務を遂行するのが一番という結論になりそうですが、実際にはこれは不可能。

 ちなみに、すでにいくつかの地域で、夜の飲食店の時短営業が要請されていますが、もしこれらの店で、十分な換気をして、客が会話をせずに黙々と飲んで食べていれば感染の確率はかなり下がるような気がします。

 だとすれば、夜の営業でも会話なしなら営業可とすると良いのかも。しかし息子に言わせると、夜の店を利用する目的の半分は会話だということみたい。

 だとすれば次に考えられる方法は一つ。個人の座席をすべて個別に、昔懐かしい電話ボックスのようなアクリル板で囲うというのがいいのかも。

 「それならどうだ?」と息子に言うと、「いいとは思うけれど、その設置が金額的に大変かも」ということでした。しかし会話なしの食事より、アクリル板に遮られているとはいえ、相手が近くにいて会話が出来るということが重要なのではという気もします。



年末年始の医療体制


新型コロナ(2)


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