年末年始の医療体制

2020.12.3

 刻々と増え続ける感染者数(陽性者数)の数値を見て、かなり不安になってきました。また重症者も連日増えているということで、重症者や亡くなられる方の数値は、感染者数(陽性者数)の2週間後ぐらいに影響するということですから、今後も増加していくはず。

 その状況を見て、国や感染が拡大している自治体の知事さんたちは、様々な要請をどんどん出してきたようですが、果たしてその効果はどの程度あるのか?

 一方営業時間短縮を強いられたレストラン等の経営者は、収入がますます減るわけで、毎日胃の痛い思いをしているだろうなと思っています。

 さらにそういった商売をしている人とは別に医療現場で働いている人も、長時間労働を強いられているという現状が徐々に明らかになってきました。

 また度重なる対策のふらつきによって、そういった方策を浸透させようとしている公務員の方も過重労働になっているみたい。

 ということは、こういった人たちは目前にgotoキャンペーンという、お得な制度があっても、仕事が忙しくて利用できないはず。

 反面、そんな人がいるのかどうか確認したわけではありませんが、たいした防護策もとらず、安いという理由で大勢集まって旅行に出かけたり、飲食店を利用して、感染という可能性もありそう。

 その結果、その人たちは入院となり、さらに医療従事者の手を煩わせるということになりそう。そんなんでいいのかなあ?と素朴に疑問を感じます。

 やはりマスコミの影響で、若い人は症状が軽く済むという情報が浸透し、それなら遊んじゃえ、という軽い気持ちになっている人が一部いるような気がします。
 
 とはいえ、もしこれが逆で、高齢者は症状が軽くすみ、若者は重症化するなんて言う病気だったら、やはり高齢者は、この先楽しめる時間はあまりないんだからという理由をつけて、ホイホイ出かけそうな気もします。
  
 さてどうなるか?日本全体の新規感染者数の推移のグラフを見ると、上昇の勢いが少し衰えてきたようにも見えます。ただ1週間の中で、最も数が少なかった日の動きを見ていくと、まだまだ上昇過程にあるようですから、来週月曜か火曜の数値がどうなるかを注目しています。

 もし減らなければ、巷で言われ始めた医療の質の低下が雪崩を打って始まり、それは新型コロナ以外の病気にも波及するかも。

 しかも一か月後には年末年始を迎え、医療機関は一時的に活動が鈍くなるはず。ということは、この12月は、自身の健康状態をなるべく良い状態で維持して、病院のお世話になることを極力控えないといけないということになりそうです。



オリンピック実施の呪縛


新型コロナ(2)


表紙に戻る