誰のためのキャンペーン?

2020.12.9

 埼玉は朝から曇り空でうすら寒い。湿度が高いので、コロナの感染抑制にはなるなと思っていますが、やはり太陽光が欲しい。というか太陽光に含まれる紫外線の効果も大きいのではと勝手に思っています。

 すでに紫外線によってウイルスを殺菌するという業務用機器も販売されているみたい。最近の公立図書館には、貸出本の殺菌に使える紫外線照射の機器も設置されています。

 その内、個人の家庭にも設置できるような機器が販売されるのではと思っていますが、反面取り扱い方を間違えると、逆に違った健康被害も起きそうな気もします。

 今日の日本の新型コロナ新規感染者数は2173名。累計感染者数は16668名。テレビでは専門家と称される人が、ベッド数逼迫、医療崩壊まじかと叫んでいます。

 同時に、重圧や感染の恐怖、周囲からの差別的扱いを感じた医療従事者、特に看護師さんたちが大量退職という話も聞こえてきて、かなり深刻な情勢になっているようだなと思っています。

 ただ専門家と称される人が、コメンテーターたちの質問に冷静に答えている様子を見ていると、この人たちは逼迫している医療には携わっていないのか?と気になります。

 本当に逼迫しているなら、テレビなんかに出演している暇もないはず。実際看護師さんたちの生の声はあまり聞こえてこない感じ。また先日は保健所の勤務実態が報道されていましたが、やはり忙しそう。

 一方でそういった実態があると報道しているテレビは、いったい何のために報道しているのかが不明。医療崩壊を警告しているのか、感染者を増やさないため庶民に行動自粛を促しているのか、単に危機を煽っているのか?

 いくら「医療崩壊が近づいている」と叫ばれても、それを見ている私が出来ることは、自身が感染しないようにするしかない。マスコミは、それよりもこんな状態でもgotoキャンペーンを続けようとしている国の政策を論評すべきだという気もするのですが、大っぴらに批判はしていないように見えます。

 これまでは重症者が少ないとか死亡者が少ないということを錦の御旗としてキャンペーンを続けてきましたが、死亡者数が増えている現状を真剣に受け取るならば、gotoは一時的に見合わせようという意見が出てもおかしくないはず。
 
 しかも国は「この三週間が勝負」というだけで、勝負の中身はgoto実施で経済を活性化させるというのが主眼になっているみたいで、感染を抑えるという勝負ではないような気もします。
 
 ただ今日の新規感染者数2173名を含めた新規感染者数のグラフを見ると、「山を越えたかもしれない」と思わせる形になっているようには見えます。

 それは政府というより、一般庶民の感染対策が効果を表しつつある結果だと思っていますが、反面いくつかの病院や学校でクラスターが発生していますから、まだまだ気は抜けないはず。
 
 そんな時に「出かけましょう」「食事を楽しみましょう」「イベントに参加しましょう」ということでいいのか?「この国は、これからいったいどうなっちゃうんだろうか?」という不安が募っています。



国には期待できない


新型コロナ(2)


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