国には期待できない

2020.12.12

 今日発表されている新規感染者数は2798名。12月に入ったころは、新規感染者が2500名前後となり、11月下旬に峠を越したのかという、淡い期待もあったのですが、先週は再び2800名を越すような新規感染者となり、淡い期待が無残に打ち砕かれた感じ。

 原因はと考えると、寒さが厳しくなって

・ 部屋の換気が不足しがち
・ 気持ちの緩みや各種キャンペーンの効果でで出歩く人が増えた
・ 忘年会シーズンが近づき、集まって飲食する人が増えている?
・ 上にも関係しますが、11月下旬の三連休の影響

なのかなと思っていますが、その結果あちこちで病床数が逼迫しているみたい。病院に勤務しているわけではなく、情報はネットやテレビで得るしかないわけですが、あと何%残すのみ、なんていうニュースを耳にすると心穏やかではいられない心境です。

 また北海道では自衛隊の医療班が応援に入ったというニュースもあり、これを聞くと実際かなり厳しい状況なんだろうなという気がします。

 そういった目で見ると、以前書いた感染ピークは年末年始の頃という、グラフの形だけで勝手に判断した予想が、もしかしたら当たるのかもと思うようになってきました。

 もしそれが正しければ、年末年始の新規感染者数は、4000〜5000人ということになり、そうなると街から人が消え、毎日が初詣以外の元旦のような閑散とした状態が続くということになりそう。

 そうなってしまえば、経済どころではないという気もして、そうならないために勝負の3週間という語句を叫んでいたのではと思っていたのですが、結局叫んだだけで具体的なことはほとんどしていないように見えます。

 むしろ「キャンペーンは経済のために継続」と言っているようですから、正直なところ、今後も抑制の圧力は乏しそう。特定の地域に限って、行くなとか、時短営業といった小手先の方法では、もはや感染拡大の勢いは止められないはず。
 
 向かっているのは、抗体説にもありましたが、日本中にウイルスが蔓延し、日本人のほぼ全員が感染し(もうすでに感染しているという見方もあるみたいですが)、その中で体力弱者がこの世を去り、生き残った者だけがオリンピックを楽しむという世界。

 菅総理が目指している世界はそんな感じなのかなと想像していますが、もしかしたら忙しすぎてそういった未来を想像する暇もないのかもしれないという見方も出来そうです。

 そんな世界が待っているとするならば、では私自身はどうするか?ということをここの所よく考えます。埼玉の片田舎に住んでいるので、周辺ではまだそれほど感染が拡大しているようには見えませんが、市内で毎日のように感染者が出ているという現状は分っています。

 だとすると、自分が感染しないために出来ることを考えると、やはりマスク装着で3密を避け、1日に1回は自宅の空気を入れ替え、ちょっと出かけたら、帰宅時に必ず手を洗う

 さらに個人的には天気の良い日は人のいない場所をひたすら歩いて体力を維持。野菜や果物等バランスの良い食事と十分な睡眠の確保以外ぐらいしか思いつきません。
 
 頭の上を砲弾が飛び交う戦場で、首をすくめてじっと援軍(ワクチン?)を待つような心境かもしれません。



gotoがようやく中止


新型コロナ(2)


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