gotoがようやく中止

2020.12.16

 今日発表されている日本の新型コロナ新規感染者数は2431名。もはや連日2000名越えというのが当たり前になっているようです。ヤフーに掲載されている新規感染者数のグラフを見ると、一時減るかに見えたグラフが再び上昇している感じ。

 時期的に見て、先週の上昇は11月下旬の三連休時の人の移動が原因という見方もあるみたい。もしそれが正しければ今週は高止まりはするものの、最高記録更新ということにはならないのかも。

 ただ毎週週はじめに記録する最低記録の数値の推移を見ると、いまだに上昇が続いている感じ。ということは、いくらじたばたしても今週も3000名越え?

 なんかだんだん数字に対して不感症になっているような気もします。4月当初には1日数百名の感染者数増で、日本中が大騒ぎになっていました。

 今は2500名増加と言われても、「ふ〜ん、まあしょうがないか」と考える人も多いのかも。また国自体が、出かけていいよというか、出かけて金を使ってくださいというキャンペーンを積極的に行っていたわけですから、特に重症化しないといわれている若い人は気軽に出かけている?

 その結果、感染経路不明の陽性者が増え、さらにウイルスを保有しても無症状の人もいるわけで、その結果家庭内感染も増加。その悪影響を受けるのは、重症化するといわれて行動を自粛していた高齢者たち。

 65歳以上は旅行にも行くなと言われていますから、税金を使った旅行補助を享受することも出来ない。つまり税金だけ取られて、家庭内感染で重症化するという可能性もありそう。

 まさに踏んだり蹴ったり。これでは、高齢者は消えろと言われているのと同じだなと思っていましたが、そういった現状をようやく認識したのか、支持率が大きく下落したことに危機意識を持ったのか、突然年末年始のgotoは中止と決定。

 当然、突然の決定ですから影響を受ける人も多く、テレビではその話題ばっかり。さらに一方で、菅総理は有名人たちと会食をしていたという事実も発覚。

 私は、テレビドラマのドクターXで、病院経営を牛耳っている人たちがステーキ屋さんで会食をしているシーンを思い浮かべてしまいました。

 その意味では、こういった有名人は庶民の考え方や暮らし向きは、ほとんど分かっていないのではと思います。だかろこそ、タイミングを外した頓珍漢な政策が提案されるということになるのかも。

 いずれにしても、キャンペーンの停止は12/28から1/11までとなっていますから、12/27までは人の移動も現状維持?となるとさらに感染拡大が続き、その影響は2週間後まで続くと考えると、キャンペーン停止の効果が表れるのは1月中旬。

 来年の正月は感染者数の増減に一喜一憂しながら過ごすということになりそうです。



年末年始がピーク?


新型コロナ(2)


表紙に戻る