年末年始がピーク?

2020.12.19

 埼玉は厳しい冷え込みが続いています。一方で日本海側は大雪となり、関越道で雪に閉じ込められる車が1000台以上。ということは、数千人がここ数日、雪の中の寒くて狭い車の中で過ごしたということになりそうです。

 ともあれ、今は全車が無事に高速を降りたみたいで良かったなと思っています。閉じ込められた車の中には、公共交通機関より感染確率が低いと判断して車を利用した人も一定程度いたのではと推測していますが、まあとにかくとんでもない雪の降り方です。

 想定外の異常気象は、夏の高温だけでなく、冬の豪雪という現象も引き起こしているのかもしれません。

 今日発表されている日本の新型コロナ新規感染者数は2835名。3000名以下とはなりましたが、来週は再び3000名を越える日が出てくるのではと思っています。

 すでに12月の半ば過ぎですが、11月半ばの11/14の記事で書いたように、感染拡大のグラフを単純に見ていくと年末年始がピークになるという予想が当たらずとも遠からずだったように感じています。

 単純にグラフの形だけを見て予測したことですが、意外に当たるような気もします。またグーグルが予測システムを開発したというニュースもあって、その予測でもやはり年末年始がピークになるみたい。

 だとすると、この手の予測を得意にしている人たちは11月中旬から下旬にかけて相当大きな危機感を持っていたはずですが、その声はあまりに小さかったみたい。

 「危ない、危ない」と思いながら、「もう少し行けるか」とじわじわ進んでいいるうちに、ある時突然一気にバブルが崩壊というのは、株式投資の世界でよく言われることですが、今回の各種キャンペーンの実施はそれによく似ているなと感じています。

 少しでもいいから経済を回したいという気持ちと、これ以上進めたら医療崩壊となる予想がせめぎ合った感じ。結果は現実が示している通りですが、無理がたたってどちらも負けというような印象です。

 ちなみにもし年末年始に新規陽性者数がピークを迎えるかもしれないという予想が正しければ、今、まさにこの12月中旬から下旬にかけて感染してしまう人が最も多いということになりそう。

 ということはこの時期を乗り切れば、陽性者数は徐々に減り感染リスクも低くなるはず。その意味では、まさに来週20日〜26日ぐらいまでが勝負の1週と言えそうです。

 この勝負に負ければ、年始以降も陽性者はさらに拡大ということになり、医療崩壊に突き進むという結果が待っているのかもしれません。  



医療従事者からの悲鳴


新型コロナ(2)


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