医療従事者からの悲鳴

2020.12.21

 今日発表されている日本の新型コロナ新規感染者数は2496名。昨日より495名減ったということになっているようですが、毎週火曜あたりに、一番小さい数字をつけることが多い。

 ということは今日が2495名だったので、明日は1800名ぐらい?単にグラフの動きを見て機械的に予測しているだけです。さらに強引に予測すると、もしこのこの数字が1900名を越すなら、まだまだ感染拡大は続くということになります。

 また逆に1700名程度に収まれば、増加の勢いが衰えてきた兆候と考えることも出来そうです。ただ1週の中のピークの値の動きを見ると、まだまだ直線的に増えているように見えます。

 もしそれが正しければ、今週の最高値は3400名程度になるかも。一方重症者のグラフを見ると、山を越えつつあるように見えます。もしかすると「65歳以上の高齢者は移動するな」という要請が功を奏してきたのかも。

 日々の感染者(陽性者)の年齢構成を見ても若者が多いのは一目瞭然。実際、テレビの街頭インタビュー?に答えている若者も多いようですが、高齢者に比べると危機感が希薄なような気もします。

 つまり若者は重症化しないといった知識が拡散したことによって、逆に街に出ている若者が多い。そのため、無症状のウイルス保有者が紛れ込んでいると簡単に感染が広がってしまう。

 そういった若者が自宅に戻って、もし家族の中に高齢者がいれば、感染してしまうという構図?もしこれが正しければ、今移動や飲食の自粛を求める対象は、若者なんだろうなという気もします。

 にもかかわらず、国は一部地域の移動を制限したり、高齢者の移動自粛を要請するだけ。まあそうしないと経済が回らないということなのかもしれませんが、健康な国民があってこその経済活動だろうという気もします。

 ちなみに西村大臣はgotoが感染を拡大したというエビデンスはないと言い張っていますが、gotoをやっても感染は拡大しなかったというエビデンスもないと思っているので、なんかエビデンスというものを都合よく解釈しているように感じられます。

 一方菅総理は、情報交換だか懇親会だかわかりませんが、高齢者が高級ステーキやさんに集まってマスクなしの会食をしたようで、まあこれはともかく情けない。

 自分たちだけは、(特権階級だから?)許されるはずという意識があったのか?もしそうなら、庶民(国民)のために働く内閣というのが実にむなしい響きに聞こえます。

 そんな中、今日は医療従事者の代表者が「医療緊急事態宣言」を出したという記事もありました。先日は東京都が「特別警報」なるものを出しましたが、こちらの内容は不明。

 なんか大げさな言葉で危機意識を高めただけのような気もしますが、具体案がないのでなんか釈然としません。そこへ行くと医療緊急事態宣言は、かなりインパクトがありそう。

 これが出されたということは、新型コロナだけでなく、通常の病気でも満足な治療が受けられなくなる可能性があるということだと理解しています。

 いくら医療現場が危機だと叫んでも、一向に真剣みが感じられない国の動きに堪忍袋の緒が切れたという印象を受けています。



議員さんの立ち居振る舞い


新型コロナ(2)


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