議員さんの立ち居振る舞い

2020.12.23

 今日の午前中に発表されていた日本の新型コロナ新規感染者数は2688名で累計感染者数は203766名。前回の記事で翌日の新規感染者数は1800名前後かもと書いたら、1807名でした。

 そして今日が2688名ですから、新規感染者数のグラフを見る限り明日は今日よりさらに500名ぐらい増えて3200名ぐらい?てなことを考えていたら、今日の18時28分に配信された日テレNEWSの記事で、本日現時点の新規感染者は3212名になったみたい。

 この数字は、明日朝にはもう少し増えると思われるので、3400名ぐらい?まさに急増という様相になってきました。一方医療崩壊が毎日のように叫ばれるようになり、最悪の状態で年末に突入するのかも。

 国はここまで来て、ようやく各種の規制を徐々に再開するような動きになってきたようにも見えますが、「今後は専門家の意見を聞いて一層引き締めを」なんてことを今頃言っていますから、間違いなく取り組みが遅い感じ。

 とはいえ何もやらなければ感染は新しい年になってもどんどん拡大するということにもなりそう。私には日本の未来がアメリカにダブって見えてしまいます。

 問題の本質はどこにあるんだろうかということをいつも考えているのですが、ともかく2次感染が拡大したころから、重症者は少ない、死亡者も少ないということが分かり、私自身災害や交通事故、ガン等の病気と比べても亡くなる方は少ないんだから、あまり神経質になってもと考えていた時期があることも事実。

 ただ10月下旬から少しずつ感染者が増えてきたとき、高齢者は重症化しやすいと言われているんだから、早めに何らかの手を打った方が良いのではと思っていたことも事実。

 問題はそういった世間的な風潮の中、国がここぞとばかり何とかキャンペーンを始めてしまったこと。本来なら「感染が落ち着いてから」という条件だったはずなのに、感染拡大中にキャンペーンということになってしまった感じ。

 というわけで、症状が軽くて済むと判断した若者たち(若者達だけとは限りませんが)が、一斉に全国に散らばり、あちこちの繁華街で飲食。

 その結果じわじわと感染者数が増えてきたのに、キャンペーンは止めず継続。結局医療崩壊や政権支持率が下降し始めて、ようやくキャンペーン中止に傾き、さらに今後の方策は「専門家の方の意見を聞いて・・」なんて言い出す始末。

 もちろん正確なデータを見て、専門家が協議し、対策を練り、それを政治家が取り入れ実行するという過程は、時間がかかる。だからこそ、専門家や政治家は少なくとも二週間、若しくは一か月先の現状を予測して行動しなくてはいけないはず。

 しかし現実には誰それさんが仲間内で会食なんてことをやっているようにしか見えないので、なおさら腹が立ちます。多分もっとも怒っているのは医療関係者ではないかと思っています。

 日々の看護を医療関係者に任せ、自分たちはマスクもせずに高級レストランに集まって会食というのでは、馬鹿馬鹿しくて医療の仕事なんてやっていられるかという思いになるはず。

 危機的な状況になった時、それぞれの人の能力や考え方が明確になると思っていますが、やっぱり日本の政治家、とりわけ国会議員は野党も含めてダメだなという印象が日々強くなっています。



感染対策待ったなし


新型コロナ(2)


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