暗い新年

2021.1.1

  明けましておめでとうございます、と書きたいところですが、あまりめでたくない年明けになったような気もします。明け方、この冬一番の冷え込みを感じて眠りが浅くなり、慌ててシーツ下に敷いてある電気敷毛布の設定温度を少し上げました。

 その後は、それまでの浅い眠りを取り返すように眠ったようで、今日の朝は久しぶりの大寝坊で8時起き。昨晩はテレビは一切見ず、パソコンでネットフリックスのアニメを見て11時ごろ就寝。

 つまり9時間ぐらい寝ていたことになります。起きて室温がかなり下がっていることは意識しましたが、天気は良さそう。ただ階下にリビングに降りてファンヒーターのスイッチを入れたら2℃という表示でした。

 さて昨晩の内に分かっていたことですが、今日発表されている日本の新型コロナ新規感染者数は4521名。前回の記事で今週のピークは4300〜4500名になるかもと書いたのですが、どうやら悪い方の数値の予想が当たったみたい。

 新聞記事によれば年末年始を控えて一時的に検査数を増やしたというコメントもありましたが、一時的に感染者数が増えたということも考えずらいので、やっぱりこれが実態を表す数値ではないかと思っています。

 ただ最近のPCR検査結果は春ごろと違って、結果が分かるまでの期間がかなり短縮されているみたいなので、この数字は2週間前に感染した人の数を表すというより、1週間前に感染した人の数だと考えると、1週間前はちょうどクリスマスですから、つい都会に出て感染してしまったという人も多いのかも。
 
 だとすれば、来週は漸増程度で収まるのかも。そしてこの年末年始に出歩く人が激減すれば、1/10以降は下降に転じるというのが、私の勝手な予想なのですが果たしてどうなるか?

 しかしイギリスで発生したらしい新しいタイプのウイルスは、感染力が1.7倍になったということなので、これが蔓延し始めれば、世界全体が新たなステージを迎えるということになるのかも。
 
 前々回にちょっと書きましたが、感染力が2倍近くになったからと言っても、そのウイルスが存在しない場所なら感染は起きないはず。

 部屋の換気や湿度を維持という対策も叫ばれていますが、そもそも室内にそういったウイルスが存在しなければ、感染はしないはず。

 ではなぜ家庭内や飲食店で感染が起きるのかと言えば、誰かの呼吸、若しくは空気中に浮遊していたウイルスが室内に入り込み、それを体が取り込んでしまったということになりそう。
 
 その意味で誰かという部分に注目すると、やはり感染者が多い都会に出かける人はウイルスを保有する確率も高そう。その人が無症状で家庭内にはいりこむと、呼気からウイルスが拡散となり、経路不明の家庭内感染者が生まれるということになりそうです。
 
 もう一つちょっと個人的に心配しているのが空気感染。空中に漂っているウイルスの生存期間は数時間というデータがあるみたいなので、これを仮に3時間と考えます。

 今日の埼玉県は北風が強いみたいで、風速は毎秒5mぐらい。時速に直すと18km。時速18kmで3時間進めば54km。つまり我が家の54km北の、ある場所でウイルスを持っている人が咳を1回すると、その中に含まれていたウイルスが風に乗ってはるばる運ばれて来る可能性があるということになりそう。

 まあ四六時中、毎秒5mの風が吹いているわけではないし、1回の咳に含まれるウイルス量も限られていて、そのウイルスが半径50kmに散らばるころには、個々のウイルスはバラバラになって飛んでいくはずで、そのウイルスを吸い込む可能性はほとんどゼロのはず。

 しかしウイルスを保有する人の人数が増え、距離も近くなれば当然空気中に浮遊するウイルスの数も増えることになり、感染確率は上昇するはず。こういったことがもしかすると経路不明の感染者増につながっているのかもという気はしています。
 
 ということは感染拡大を防ぐための基本は、都会や繁華街に行かないということが鉄則。さらにマスク着用、帰宅時の手洗いが必須。あとは自分自身の免疫力の勝負ということなのかも。



対策の理論的背景


新型コロナ(2)


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