変異株の存在

2021.1.30

 前回の記事で、今週の新規感染者数の最大値は4000〜5000名になるのではと書きました。幸いにも4000名を大きく超えるような数値にならなかったので、何とか落ち着く方向に向かっているのではという気がしています。

 ただ今日発表されている数値は3534名ということで、思ったより下がらなかったなという印象です。またちょっと気が早いのですが、、明日の午前中に発表される新規感染者数は、今日の夕刻に発表される数値とほぼ等しいのですが、現時点でそれが3345名となっているようです。

 その数値もリンク先ページの新規感染者数のグラフに加えて、月曜以降の数値をグラフの形から予測すると、月曜または火曜の値は2000〜2500名という結果になりそうな気がします。(グラフから見た素人の個人的予測です)

 一方テレビやネットで報じられるニュースのポイントは、いくつかの点に絞られてきたみたい。一つ目が、2/7に緊急事態宣言が解除できるかという話題ですが、多くの人が予想しているようにどうやら宣言は延長されそう。

 個人的にはその方が終息時期が早くなると思われるので、「ありがたい」と思っていますが、飲食店等の経営者さんたちは更に窮地に追い込まれることになりそう。

 ただここで規制を緩めてしまうと、感染はすぐに再拡大ということになり、場合によっては経営者側が感染して入院ということも起こりえますから、ともかく一旦小康状態までもっていかないとどうにもならないのではと思っています。

 二つ目が変異株の新型コロナの存在。国はいささか慌て気味にビジネス関連の往来を止めましたが、すでに遅かったみたい。昨年あたりにはすでに国内に入り込んでいたようなニュアンスを感じます。
 
 変異株については、その深刻さがまだ明らかになっていません。ただすでに世界中に散らっているようにも思われ、前回書いたように、ここのところ死亡率が反転増加しているのが気になっています。

 そもそも変異株は感染力が既存のウイルスより大きいと言われています。では感染力が大きいとは具体的にどういうことかと言えば、ウイルス周辺に存在する他の細胞に付着する結合の手の形が、より人間の細胞に結び付きやすくなったということだと理解しています。

 ということは、今後免疫系の働きが活発な若者のような人でも、感染しやすくなるということなのかも。つまりこれまでは結びつきが弱かったので、免疫系がちょっと頑張れば駆除できたけど、今後はその細胞にしがみついたウイルスを駆逐するのにより強い免疫が必要になるということだと思います。

 ということは、そのウイルスが高齢者に取り付けば、高齢者の重症化率はますます高くなると思われ、もしかするとそれが世界の死亡率の上昇につながっているのではという不安も感じます。

 三つ目がワクチン。先進各国が次々とワクチン接種を開始している中で、日本は出だしからかなり遅れをっているみたい。菅総理はその混乱状態を何とか整えようと河野大臣をワクチン担当にしたみたいですが、「今頃かあ」というの正直な印象です。

 それでも河野大臣は、並み居る大臣の中では、比較的実行力、行動力がありそうですから、この人の頑張りにかけるしかないのかなという印象です。

 ちなみにワクチン接種は「痛いのか?」とか、「副反応があるのか?」ということを、ワイドショーではよく取り上げているようですが、命にかかわるとなってくれば、そんなことは言っていられるかと思う人も多いはず。

 このあたり、またしてもマスコミは、相変わらず不安や恐怖を煽って視聴率を稼ごうとしているように見えます。 



情けない政治家が多い


新型コロナ(2)


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