移動自粛でストレス

2021.2.16

  前回の記事で、日本はワクチン接種時期が遅れていると若干否定気味に書きましたが、遅れたことによるメリットもあるなと考え直しました。

 どういうことかと言えば、世界各国で先行実施されているわけですから、その副反応等の状況が分かるということ。誰も利用したことないワクチンを、世界で最初に接種した方はどんな気持ちだったのだろうかと想像しています。

 まさに人体実験という感じ?ちなみに副反応として、筋肉痛が良くあげられていますが、今回の接種は筋肉注射ということで、通常のインフルエンザワクチンの接種とは針が入る深さが違うみたい。

 ということは、人為的に深々と針を刺すということですから、しばらく痛いのは当たり前だろうなという気もします。また針を刺した部分の腫れや発赤という症状もあるみたい。

 まあ異物が体内に入るわけですから、その瞬間に体の防衛機能が働くはず。腫れや発赤も、うっかり画びょうなんかを踏んづけたりすれば起きることであって、これも注射という性質上しょうがないことなのかも。

 個人的に問題というか嫌だなと感じるのが、倦怠感や頭痛、発熱、寒気といった全身症状。またわずかですが、人によっては接種部位の筋肉痛だけでなく関節痛や下痢、嘔吐といった症状も出るみたい。

 このあたりは厚生科学審議会という部署が発表している「新型コロナウイルスワクチンの副反応の収集・評価について」というページの内容を参考にしています。
 
 副反応について本気で心配している人は、テレビのワイドショーではなく、こういった信頼のおける情報から、きちんと自分で判断すべきではないかと思っています。

 さて今日発表されている新型コロナの新規感染者数は965名。前回の記事で700名程度になるのではと書きましたが、見事に外れた感じ。明日は下がるのかもと若干期待していますが、グラフを見ると、明日以降は再び上昇する可能性が高いように見えます。

 要するに今後は減少の幅がさらに狭くなり、毎日500〜1200名程度の感染がしばらく続くということになったのかも。しかしすでに繁華街では人の流れが増えているという報告もありましたから、場合によっては4次感染拡大という状況になるのかも。

 世界の状況を見ていても分かりますが、人間は移動を禁じられるとますますストレスが溜まって、殺気立ってしまうような気もします。

 個人的にも「ともかくちょっと遠方に行きたい」という気持ちが日に日に強くなっていると感じます。それを何とか市民農園の作業、ウォーキング、買い物、フルート練習で紛らわせている感じです。

 人づきあいがそれほど好きでもない私がそう感じているのですから、日々いろいろな人と交流していた人は、毎日やりきれない思いを抱いているだろうなという気もします。

 ワクチン接種が実際に始まれば、少し気分も良い方向に向かうかなという気もしますが、やっぱり海が見たいなあという気持ちは強いです。



ワクチンの遅れ


新型コロナ(2)


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