2021.3.20
前回の記事の私の予想値は、新規感染者数の最低値が500〜700名程度、最大値は1200〜1400名と書きましたが、結果は最低値が697名、最高値は1532名という結果でした。
新規感染者数のグラフを見て、その傾向から適当に判断しているだけの数値なので、多少外れるのは当たり前だと思っていますが、外れ方が上の方にずれた感じ。
つまり予想通り、すでにリバウンドは始まっていると私は個人的に解釈していますが、このあたり、リバウンドの定義がはっきりしないので、個人の考え方にもよるのかもしれません。
施政者がからすれば、リバウンドがすでに起きているとは認めたくないはず。首都圏に出されていた緊急事態宣言も明日3/21には解除されるみたい。
解除の理由としては新規感染者数が減少して病床に余裕が出来てきたというのが主な理由のようですが、菅総理が度々口にする「専門家」たちの意見は解除に懐疑的であるようにも思えます。
また解除後に行う対策として5つの注目点(飲食、変異ウイルス、モニタリング、ワクチン、病床数確保)があげられていましたが、これまでやってきた対策以外に目新しいものはないようい思えます。
気になるのが、宣言解除によって人の流れが増大することは間違いないのに、その流れを抑制する項目が全くなかったこと。私自身も最近は自粛疲れを感じ、どこかに行きたいという気持ちが強まっていますので、「解除なら外出は問題なし」と判断する人は激増するはず。
それでもマスクをして3密を避けていれば感染は抑制できるのかという不安はあるので、しばらくは現状の生活を続けるつもりですが、それにも限度がある。
テレビでは深刻そうな感染関連ニュースと共に、相変わらず「この店のこれがおいしい」とか「この場所が今トレンド」、「まさに桜が満開」といった、外出を促す記事も多数。
結局この1年間こんな感じで、常にアクセルとブレーキの両方を踏み続けながら生活している印象です。
と書きつつも、では夜8時以降は一切外出禁止とか、アルコールを伴った飲食の禁止とか、カラオケ店も利用禁止といった規制だらけの生活も息がつまりそう。
昨年春から国はそういった経済と感染拡大のバランスを取って様々な対策を行ってきたように思いますが、一時期は大多数の庶民の努力で一定の効果があったためか、その結果に満足してしまったようにも思えます。
しかし現状ではそういった抑制策では感染拡大に歯止めがかからなかったという結果になっているわけで、本気で感染者数を減らすつもりなら、違った観点からの抑制策が必要だろうなと思っています。
さて来週はどうなるか?1週間の中の最低値は3/29に599名となり、翌週の3/16も697名を記録。100名の増加ですから、素直に考えれば3/23は800名前後になりそう。
一方最高値は3/12が1325名、3/18が1532名なので3/25前後に1700〜1800名ぐらいになりそうです。