対策実行までが遅すぎる

2021.4.3

 前回の記事で書いた新規感染者数の予想値ですrが、最低値は1100名前後、最高値は2400〜2500名になるのではと書きました。 

 結果は最低値が3/30の火曜日に記録した1348名でした。(新規感染者数は毎日数名の誤差があるみたいです)グラフを見て、その曲線を素直に延長して「こんなもんか」と思って書いた数字ですから外れるのは当たり前ですが、その外れ方が上に大きくずれています。

 また最高値は4/1に記録した2843名となり。これまた予想よりも大きな値になっています。ということは来週の動きもより大きく増えるということになりそうで、グラフのカーブを見る時もこれまでより大きな数字を予想した方が良いのかもしれません。

 というわけで改めて2/1からの新規感染者数のグラフを作ってみると以下のような形になっています。

2/1からの日本の新規感染者数

 これを見ながら来週の数値を予想すると、最低値は週の初めであっても2000名は下回らないように見えます。増加の勢いが強いことを考えると2300〜2500名になりそうです。

 一方最高値の方は週後半に4000名に達することになるのかも。そんな状況になって、ようやく国はまん延防止等重点措置を一部地域で実施することにしたみたいですが、そもそも法案の略称も評判が悪いみたい。

 また緊急事態宣言との違いも分かりにくい。さらに民主主義を重んじているのか、決定から、実行に移すまでの日数がかかりすぎるように見えます。

 ようやく実施するのかと思ってニュースを読んでいたら、実際の実施は5日からだそうですから、やっぱり緊迫感に欠けるなという印象です。

 実際の実施に当たっては、当然ながら様々な準備が必要だという気はするのですが、それにしても私の感覚では「泥棒をとらえて縄をなう」という有名な格言を思い浮かべるばかりです。

 さて一部の専門家はゴールデンウイークの頃にはさらに感染が拡大していると予想している人もいるようです。実際今のグラフを強引に一か月後まで延長して考えると、新規感染者数は7000〜8000名前後になっているような気もします。



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